報道発表資料
また、覚書の署名に先立ち、10月26日(金)に、原田環境大臣はチノイ大使と会談し、浄化槽に関する取組を中心に意見交換を行うとともに、覚書に基づく環境分野における両国間の協力の推進を確認しました。
1.環境協力分野での覚書について
(1)経緯
2018年4月に日本国環境省とインド環境・森林・気候変動省の間で「日本・インド高級事務レベル環境協力会合」をインドのデリーで開催し、廃棄物管理、気候変動対策、及び大気汚染防止等について議論を行とともに、環境政策対話を定期的に開催することで合意しました。その際に、インド側から提案された覚書の締結について、今般、モディ首相の来日の機会に署名・締結することとなりました。
(2)内容
環境分野における両国の協力の推進を目的とし、汚染管理(大気、土壌、水)や廃棄物管理などの分野について、定期的な政策対話、セミナー及びワークショップの開催や、環境管理及び人材育成に関する交換プログラムの実施等を行うもの。
2.原田環境大臣とチノイ駐日インド大使との会談について
(1)日時・場所 平成30年10月26日(金)13:30~13:50 環境省 省議室
(2)内容
両国間の環境協力分野の中でも、特に浄化槽に関する取組について意見交換を行い、覚書に基づく環境分野における両国間の協力の推進を確認しました。
また、地球温暖化や海洋プラスチックごみなど、地球規模の環境対策が益々重要になる中、両国が連携し、世界の環境課題の解決に向けて取り組んでいくことを確認しました。
(参考)覚書の概要
1)目的
環境分野における両国の協力の推進
2)協力分野
ⅰ.汚染管理(大気、土壌、水)
ⅱ.化学物質及び統合的固形廃棄物を含む廃棄物管理(環境的に持続可能な都市を含む)並びに有害廃棄物管理
ⅲ.沿岸及び海洋生態系
ⅳ.環境技術
ⅴ.気候変動
ⅵ.国立公園やその他の自然保全区域を含む生物多様性の保全及び持続的な利用
ⅶ.排水処理
ⅷ.双方の決定に基づく上記以外の環境分野
3)協力の形態
・定期的な対話、セミナー及びワークショップの開催
・環境管理及び人材育成に関する交換プログラムの実施 等
4)期間
2018年10月29日より5年間
添付資料
- 【添付資料1-1】日本国環境省とインド環境・森林・気候変動省の間の環境協力分野での協力覚書_英語 [PDF 211 KB]
- 【添付資料1-2】日本国環境省とインド環境・森林・気候変動省の間の環境協力分野での協力覚書_仮訳 [PDF 194 KB]
- 連絡先
- 環境省地球環境局国際連携課国際協力・環境インフラ戦略室
代表 03-3581-3351
直通 03-5521-8248
室 長 杉本 留三(内 6765)
室長補佐 永長 大典(内 6764)
担 当 有馬 牧子(内 6766)