報道発表資料
表彰式は平成30年8月31日(金)14時30分より総理官邸2階小ホールにて執り行われます。
本表彰は、海洋基本法及び海洋基本計画に基づき、海洋に関する分野で顕著な功績を挙げた個人・団体を表彰し、その功績をたたえ広く世に紹介することにより、国民が海洋に対する理解を深めていただく契機とすることを目的として、平成20年度より実施しております。
今般、下記のとおり、本表彰の表彰式が行われますのでお知らせいたします。
日 時:平成30年8月31日(金)14時30分~15時00分
場 所:総理官邸2階小ホール
(※表彰状の授与は海洋政策担当大臣より行われます)
受賞者:
「海洋立国日本の推進に関する特別な功績」分野
①西 隆一郎
(海域の安全利用と離岸流の理解)
②新野 宏
(海洋・大気現象に関する学際的研究の推進者)
③古谷 研
(「海の砂漠」における生物生産機構の解明)
④沖縄県竹富町
(ふるさとの美ら海(ちゅらうみ)と新たな海洋立国への貢献)
「海洋に関する顕著な功績」分野
①大島 慶一郎
(極域海洋での中深層水形成・循環の解明)
②鹿屋市漁業協同組合青年部
(かのやカンパチファン拡大活動~カンパチの街 鹿屋の漁協青年部の挑戦~)
③佐々木 生治
(世界初となる液化水素タンカーの国際基準化への貢献)
④白山 義久
(海洋を中心とした環境保全全般におけるリーダーシップの発揮)
環境省推薦者1: 沖縄県竹富町
主な功績:ふるさとの美ら海(ちゅらうみ)と新たな海洋立国への貢献
2011年3月に地方公共団体として初の海洋基本計画となる「竹富町海洋基本計画」を策定するとともに、その大半が世界自然遺産候補地である西表島や日本最大のサンゴ礁海域である石西礁湖をはじめ西表石垣国立公園に指定される島々の貴重な自然環境を保全するため、ふるさと納税やネーミングライツの制度の拡充やその周知により、自主財源の確保に努めるなどし、目標年度の2014年までの施策執行率は約8割に達した。
なお、現在は第2次竹富町海洋基本計画策定に向けた委員会が設置され、第1次で策定され実行されてきた施策の評価や各種課題の解決を目指しつつ、国の海洋基本計画の改定に整合させる取組が始まっている。
環境省推薦者2: 白山 義久
主な功績:海洋を中心とした環境保全全般におけるリーダーシップの発揮
小型底生生物(メイオベントス)学を中心に研究活動を行い、海洋生物の多様性、分布、個体数の調査・解析を行う国際プロジェクトに参加し、海の生物の多様性と生態の解明に大きく貢献するとともに、二酸化炭素濃度の上昇が海洋生物相に及ぼす影響に関する論文については、他の科学者による3600以上の引用がある。
また、2000年~2010年における「海洋生物のセンサス」への参加や、環境省の「二酸化炭素海底下地層貯留に関する専門委員会」委員、「国連気候変動に関する政府間パネル」の特別レポートの代表執筆者、総合海洋政策本部参与会議の下に設置された「海洋環境の維持・保全プロジェクトチーム」構成員等を務めるなど、国内外の環境政策の推進にも大きく貢献している。
添付資料
- 連絡先
- 環境省水・大気環境局水環境課海洋環境室
直通 03-5521-9025
代表 03-3581-3351
室長 中里 靖 (内線6630)
担当 鈴木 康平(内線6639)