報道発表資料

平成30年8月7日
地球環境
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平成30年度二酸化炭素の資源化を通じた炭素循環社会モデル構築促進事業の採択結果について

 環境省では、二酸化炭素の資源化を実現するための課題を克服し、モデル的取組を行うことにより低炭素社会及び炭素循環社会の構築を促進するため、平成30年度より「二酸化炭素の資源化を通じた炭素循環社会モデル構築促進事業」を実施することとしました。この度、公募結果が出ましたので、お知らせします。

(1)二酸化炭素の回収・資源化を通じた炭素循環社会モデル事業

【課題名】

清掃工場から回収した二酸化炭素の資源化による炭素循環モデルの構築実証

【技術開発代表者】

日立造船株式会社

【共同事業者】

株式会社エックス都市研究所

【事業期間(予定)】

平成30年度から平成34年度まで

【概要】

廃棄物処理部門(一般廃棄物)から排出される二酸化炭素を水素と反応させ、天然ガス代替となるメタンを製造し、地域エネルギーとして再利用する炭素循環社会モデルを構築する。本モデル構築を通じて、二酸化炭素削減効果の検証と評価を行うとともに、本モデルの事業化に向けた課題・知見を得ることで、新規環境ビジネスモデルの構築につなげる。

【課題名】

廃棄物焼却施設からのCO2を利用した化学品製造に関する炭素循環モデルの構築実証

【技術開発代表者】

積水化学工業株式会社

【共同事業者】

島根大学、岐阜大学

【事業期間(予定)】

平成30年度から平成34年度まで

【概要】

廃棄物焼却施設のストーカ炉から排出される二酸化炭素を、廃熱と水素を活用して一酸化炭素と水素の合成ガスに変換する。また、生成した合成ガスと微生物触媒を用いて、エタノールを製造し、一連のプロセスの検証と評価を行う。これにより、二酸化炭素は一酸化炭素または合成ガスを介して、石油化学製品の原料となるエタノールに変換でき、基幹化学品の製造が可能となる。さらに、本プロセスにより製造した化学製品は、二酸化炭素から資源化されるため、炭素循環的に利用できることとなる。


(2)人工光合成技術を活用した二酸化炭素の資源化モデル事業

【課題名】

二酸化炭素と水からsyngas(一酸化炭素+水素)を高効率に常温常圧合成する炭素循環モデルの構築実証

【技術開発代表者】

株式会社豊田中央研究所

【共同事業者】

名古屋大学

【事業期間(予定)】

平成30年度から平成32年度まで

【概要】

二酸化炭素と水を原料に用いて、有用な工業原料でありかつ燃料ともなり得るsyngas(一酸化炭素と水素の混合物)を、太陽光変換効率換算にして10%レベルの高効率で合成する。また、天然ガス由来のsyngasを代替しての化学品の製造や、syngasを熱源として再利用する炭素循環モデルを提言する。

【課題名】

多量二酸化炭素排出施設における人工光合成技術を用いた地域適合型二酸化炭素資源化モデルの構築実証

【技術開発代表者】

株式会社東芝

【事業期間(予定)】

平成30年度から平成34年度まで

【概要】

火力発電所等から排出される二酸化炭素を二酸化炭素処理量を増やす高スループット型人工光合成技術によって一酸化炭素に変換する。さらに、CCS出口ガスを模擬した二酸化炭素主成分ガスや変動性電源を用いて実環境を想定したシステム動作を検証し、経済的に成立する二酸化炭素資源化モデルを提唱する。

連絡先
環境省地球環境局地球温暖化対策課地球温暖化対策事業室
直通    03-5521-8339
代表    03-3581-3351
室長    相澤 寛史 (内線6771)
室長補佐  池本 忠弘 (内線6791)
担当    寺田 林太郎(内線7776)

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