報道発表資料

平成30年7月10日
自然環境
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生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム(IPBES)技術支援機関の日本設置について

 生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム(IPBES)の「侵略的外来種に関するテーマ別評価」の技術支援機関を、我が国がホストすることが決定しました。本機関は、公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)に設置され、侵略的外来種に関する評価報告書の作成支援を行います。

1.背景


 本年3月に開催されたIPBES第6回総会において、「侵略的外来種に関するテーマ別評価」を2019(平成31)年に開始することが決定されました。この実施に関する技術支援機関(IPBES事務局の機能の一部を担い、技術的な支援を行う組織)のホスト国が公募され、我が国が応募したところ、IPBESのビューロー(管理運営を担う組織)の選考により、我が国への設置が決定しました。

2.ホストする技術支援機関の概要


(1)業務内容
 IPBESの「侵略的外来種に関するテーマ別評価」の報告書の作成支援(専門家による執筆作業、執筆者会合開催、報告書とりまとめ作業等の支援)

(2)設置機関・場所
 公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)東京サステイナビリティフォーラム(東京都港区)

(3)協力機関・ネットワーク
 国立研究開発法人国立環境研究所、フューチャー・アース、国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)、アジア太平洋地球変動研究ネットワーク(APN)、国際自然保護連合(IUCN)

【参考】


○生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム
(Intergovernmental science-policy Platform on Biodiversity and Ecosystem Services:IPBES)

 IPBESは、生物多様性と生態系サービスに関する動向を科学的に評価し、科学と政策のつながりを強化する政府間のプラットフォームとして、2012年4月に設立された政府間組織。科学的評価、能力開発、知見生成、政策立案支援の4つの機能を柱とし、気候変動分野で同様の活動を進めるIPCCの例から、生物多様性版のIPCCと呼ばれることもある。
 設立以降、IPBES作業計画2014-2018に基づき、18の成果物(評価報告書等)の作成を目指して作業が進められてきており、評価報告書が以下のとおり作成されている。
  2016年:生物多様性及び生態系サービスのシナリオとモデルの方法論に関する評価報告書
  2017年:花粉媒介者、花粉媒介及び食料生産に関するテーマ別評価報告書
  2018年:生物多様性及び生態系サービスに関する地域・準地域別評価報告書
     :土地劣化と再生に関するテーマ別評価報告書
  2019年:生物多様性及び生態系サービスに関する地球規模評価報告書(予定)
 IPBESの成果物は世界中の科学者・専門家らによって執筆され、加盟国政府により構成される総会による承認後、公表される。2018年7月9日現在、IPBESには130カ国が参加しており、事務局はドイツのボンに置かれている。
  IPBES webサイト http://www.ipbes.net/
  環境省webサイト http://www.biodic.go.jp/biodiversity/activity/policy/ipbes/index.html

○侵略的外来種に関するテーマ別評価

 侵略的外来種が生物多様性、生態系サービス、人々の暮らしに与える脅威や、侵略的外来種の影響の現状や傾向、防除のための政策・対策について、世界的な評価を行う。2019(平成31)年から2022年にかけての3年間に、70名程度の専門家により執筆・編集される予定。

連絡先
環境省自然環境局自然環境計画課生物多様性戦略推進室
代表 03‐5521‐3351
直通 03‐5521‐8275
室長   中澤 圭一  (内線6480)
室長補佐 中嶋 健次  (内線6484)
係長   鮫島 茉利奈 (内線6485)

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