報道発表資料

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2018年07月09日
  • 地球環境

平成30年度代替燃料活用による船舶からのCO2排出削減モデル事業の公募採択案件について

この度、平成30年度代替燃料活用による船舶からのCO2排出削減モデル事業の公募の審査の結果、3件を採択することとしましたのでお知らせします。

1.事業の概要

 本事業は、LNG燃料船に係る技術開発・実証事業により、CO2排出削減量の拡大及び温暖化対策コストの低減を促し、開発・実証した技術が社会に広く普及することにより、低炭素社会の創出を目指す取組です。

 2030年度において2013年度比26%減の温室効果ガス排出削減を目標とする日本の約束草案が決定され、トラック等と比較して単位輸送量当たりのCO2排出量が少ない輸送手段である船舶においても、2030年度において2013年度比約15%の排出削減が求められています。

 こうした中、近年ではバス等の分野において、代替燃料の活用により更なるCO2排出削減を図る取組が活発化し、船舶分野においても代替燃料の活用による更なるCO2排出削減が期待されており、今後普及の見込まれる代替燃料としては、CO2削減に加え環境(NOx、SOx)性能等に優れたLNG燃料が挙げられています。

 しかし、LNG燃料船については、ガスエンジンやガス供給システムといった個々の技術開発は確立しているものの、それらの技術を実船に搭載し、実際の海域で航行した際に加わる負荷に応じて、燃焼の効率を最適化する制御技術の確立がなされていません。

 このため、LNG燃料船によるCO2排出削減の最大化を図る技術実証を行い、もって船舶からのCO2排出量を大幅に削減することを目的としています。

2.審査の結果

公募期間 平成30年4月24日~5月24日

採択件数 3件

事業者 課題名
川崎汽船株式会社 LNG燃料自動車運搬船によるLNG燃焼の最適化及びCO2削減効果の検証

株式会社商船三井内航、

協同海運株式会社、

株式会社テクノ中部

LNG燃料船の実運航のDFモード稼働域拡大によるCO2排出削減の最大化を

図る技術実証

日本郵船株式会社

大型自動車運搬船におけるLNG燃料化によるCO2排出削減の最大化を図る

技術実証

連絡先
環境省地球環境局地球温暖化対策課地球温暖化対策事業室
直通 03-5521-8339
代表 03-3581-3351
室長   水谷 好洋(内線6771)
室長補佐 日坂 仁 (内線7725)
担当   伊藤 栄俊(内線7721)