報道発表資料

平成30年7月12日
水・土壌
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「沿岸透明度の目標設定ガイドライン」について

 水生植物の保全・再生と親水利用の場の保全の観点から、湖沼及び海域における地域環境目標として設定された沿岸透明度に関して、地域における沿岸透明度の目標設定の際の参考として活用いただくため、「沿岸透明度の目標設定ガイドライン」を取りまとめましたので、お知らせします。

1.経緯

 環境省では、水環境の実態を国民が直感的に理解しやすい指標として、湖沼及び海域を対象とした透明度の目標値の導入について検討を行ってきました。

 平成27年12月に中央環境審議会会長から環境大臣へなされた答申「水質汚濁に係る生活環境の保全に関する環境基準の見直しについて」を受け、海藻草類及び沈水植物等の水生植物の生育の場の保全・再生の観点並びに良好な親水利用の場の保全の観点から、湖沼及び海域における地域環境目標として沿岸透明度の目標値が設定されることとなりました。

 答申では、沿岸透明度の「目標設定に係る考え方及び手順については、国として整理を行った上で示すことが望ましい」とされており、今般、ガイドラインとして取りまとめたものです。

2.ガイドラインの概要

 本ガイドラインは、沿岸透明度を活用した水環境保全の取組が適切に促進されるよう、地域における沿岸透明度の目標設定の検討の際の参考として活用いただくことを念頭に、平成28年度に環境省において実施した諏訪湖(長野県)と小浜湾(福井県)を対象とした目標設定のモデル事業の結果も紹介しつつ、沿岸透明度の目標設定に係る考え方や手順等を解説したものです。

 本ガイドラインの構成としては、沿岸透明度の目標値の設定と水域へのあてはめの考え方、測定地点、評価方法などを整理するとともに、平成28年度に行ったモデル事業の結果等を資料編としてまとめました。

(参考)沿岸透明度の目標設定ガイドライン 目次

1. 沿岸透明度とは

2. ガイドラインの趣旨

3. 沿岸透明度の目標値設定の基本的考え方

4. 目標値設定及び水域あてはめの検討

4.1 地域の関係者の意見聴取

4.2 水域の特性の情報整理(検討手順A)

4.3 水生植物の保全・再生

4.3.1 水生植物の生育状況等の把握(検討手順B)

4.3.2 保全対象とする水生植物の選定(検討手順C)

4.3.3 保全対象種毎の保全対象範囲及び目標分布下限水深並びに目標値の設定(検討手順D)

(1) 分布下限水深の設定

(2) 目標値の設定

4.4 親水利用の場の保全

4.4.1 親水利用の行為の把握(検討手順E)

4.4.2 親水利用の行為毎の目標値の設定(検討手順F)

4.5 水域あてはめ及び目標値の設定(検討手順G)

5. 測定及び評価・活用方法

5.1 実施主体

5.2 測定地点

5.3 測定頻度

5.4 評価方法

(1) 評価値の算出方法

(2) 達成評価方法

6. 沿岸透明度の改善対策の方向性について

7. 湖沼における沿岸透明度の目標設定に係る留意点

7.1 湖沼に生育する水生植物について

7.2 湖沼における水生植物に係る現状と課題

7.3 沿岸透明度の目標設定の留意点

≪資料編≫

1. 沿岸透明度の概要等

2. 平成28年度諏訪湖におけるモデル事業結果

3. 平成28年度小浜湾におけるモデル事業結果

4. 車軸藻類の生育水深と透明度との関係について

5. 湖沼における水生植物の大量繁茂による障害への対策について

添付資料

連絡先
環境省水・大気環境局水環境課
直  通 03-5521-8314
代  表 03-3581-3351
課  長 渡邊 康正 (内線6610)
課長補佐 林  誠  (内線6613)
係  員 中山 裕貴 (内線6625)

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