報道発表資料

平成30年6月16日
自然環境
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大阪府内におけるヒアリの確認について

 平成30 年6月15日(金)に大阪府内で発見されたアリについて、専門家による種の同定の結果、6月16日(土)に特定外来生物であるヒアリ(Solenopsis invicta)と確認されましたので、お知らせします。
 当該ヒアリは、中国の蛇口港を出港し、香港港を経由後、大阪港で陸揚げされ、陸路で岸和田市の事業者敷地に搬入されたコンテナ内において発見されたものです。また、その後、大阪港に返送されたコンテナ内からもヒアリが発見されています。
 発見された個体については、既に殺虫処分を実施しており、発見地点周辺には、殺虫餌(ベイト剤)及び粘着トラップを設置しています。
 昨年6月の国内初確認以降、これまで国内でのヒアリの確認事例は6月16日(土)現在で12都府県、計29事例です。

1.経緯

 6/5  中国の蛇口港から当該コンテナを積載したコンテナ船が出港(その後、香港港を経由)。

 6/12 大阪港に入港し、当該コンテナを陸揚げ。

 6/14 陸路にて当該コンテナを大阪府岸和田市内の事業者敷地内へ移送。

 6/15 当該コンテナから積荷を搬出する作業中に、事業者がコンテナ内でヒアリと疑わしい大量のアリ

     を発見したため、近畿地方環境事務所に通報。

     事業者作業員1名が搬出作業中にアリに2箇所刺される。事業者によると、作業員は刺傷部分に腫れと   

     痛みがあったが、医療機関は受診せず、その後、健康上の支障は生じていないと聞いている。

     当該コンテナに関して、密閉後に大阪港(大阪市内)に返送後、内部を確認したところ、ヒアリと疑 

     わしいアリが残存していることを大阪市及び近畿地方環境事務所が確認。

     いずれの発見現場についても、大阪市、近畿地方環境事務所の職員1名が殺虫処理を実施するととも

     に、周辺の確認を行い、殺虫餌(ベイト剤)及び粘着トラップを設置。

     なお、作業中に地方環境事務所の職員がアリに1箇所刺され、痛みはあったが治まったため、医療機関

     は受診せず、健康上の支障は生じていない。

 6/16 当該アリについて、専門家がヒアリであることを確認。

2.今回確認されたアリについて

 大阪府岸和田市及び大阪市において確認されたアリは、ヒアリの働きアリ、有翅アリ及び蛹(全体で2,000個体以上、うち岸和田市では100個体程度)です。

3.今後の対応

 大阪市及び近畿地方環境事務所が当該コンテナの内部を確認し、コンテナ及び積荷周辺に粘着トラップを設置済みです。引き続き環境省は、関係自治体等と協力して発見地点周辺等を中心に調査を実施し、ヒアリを発見した場合は速やかに殺虫処分するなどの防除を実施します。

 なお、大阪市や岸和田市等の関係機関に対しては、以下を引き続き依頼しています。

 ・ヒアリが確認された貨物を搬送したコンテナ管理者、運搬車両等の事業関係者及び港湾管理者等に当該生物 

  の混入があったことを周知し、他に混入の恐れがないか、さらなる確認を依頼すること

 ・今後、同様のルートで製品を輸入する際に、ヒアリその他の特定外来生物の付着・混入がないよう、事業

  所、コンテナ保管場所、積み出し港等の状況を把握し、対策を講じること

 ・今後、環境省が実施する調査・防除に協力すること

4.疑わしいアリの発見時の対応について

<事業者の皆様へのお願い>

 コンテナの開封時等にヒアリやアカカミアリと疑わしいアリを発見した場合、まずは刺激を避けつつ、コンテナのどの箇所にどの程度の生存個体がいるか等、状況を確認してください。

 多数の生存個体の集団がいる(予想される)場合は、コンテナの扉を閉めて逃げ出さないよう静置してください。そのうえで、関係機関(港湾管理者、地方公共団体、環境省地方環境事務所等)に速やかに連絡し、取り扱いについて相談してください。可能であれば、強粘着の布ガムテープでコンテナの目張りをするなど、ヒアリが逃げ出さないよう対応してください。

 アリ類が少数しかおらず、逃げ出す恐れのない場合は、市販のスプレー式殺虫剤等でその場で駆除してください。その上で、関係機関に速やかに連絡し、取り扱いについて相談してください。

詳しくは、環境省の「ヒアリの防除に関する基本的考え方」のP.9~11を参照して下さい。http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/fireant/boujonituite.pdf

 

 なお、ヒアリ生息地からの輸入品を扱う事業者の皆様へは、今春、関係省庁を通じて、別紙のような協力のお願いをしているところです。引き続きご理解とご協力をお願いします。

<一般の皆様へのお願い>

 ヒアリやアカカミアリと疑わしいアリを発見した場合や、ヒアリやアカカミアリの特徴等一般的な問合せ、健康被害の問合せ等については、「ヒアリ相談ダイアル」をご利用ください。

・受付曜日:月、水、金、土、日、祝(ただし、12月29日~1月3日を除く)

・受付日時:午前9時から午後5時

・ヒアリ相談ダイアル 0570-046-110

ヒアリの特徴などについては下記を参照してください。

「特定外来生物ヒアリに関する情報」

http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/fireant.html

 なお、ヒアリの人体への影響については、過去のアメリカでの死者数を日本のスズメバチなどのハチ類のそれと比べても少ない数です。一方で、定着後に生態系や産業、生活環境に与える影響は甚大と予想されることから、初期発見と初期防除が重要です。

○今回確認されたヒアリ

こんかいかくにんされたひあり

○今回アリが発見された場所

こんかいありがかくにんされたばしょ

添付資料

連絡先
環境省自然環境局野生生物課外来生物対策室
代表 03-3581-3351
直通 03-5521-8344
室長   曽宮 和夫
室長補佐 八元 綾
専門官  深谷 雪雄
近畿地方環境事務所野生生物課
直通 06-4792-0706
課長   澤志 泰正
課長補佐 深田 富士雄

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