報道発表資料

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2018年03月30日
  • 自然環境

国立公園管理事務所の設置等について

日本の国立公園を世界水準の「ナショナルパーク」としてブランド化を図ることを目標として、4月1日より、4つの国立公園に「国立公園管理事務所」を設置する等、現地の対応を強化します。

1.設置の趣旨

  •  環境省では、政府が平成28年3月30日に取りまとめた「明日の日本を支える観光ビジョン」に基づき、日本の国立公園を世界水準の「ナショナルパーク」としてのブランド化を図ることを目標として、「国立公園満喫プロジェクト」を2020年までに計画的、集中的に実施することとしています。本プロジェクトでは、2020年までに、外国人国立公園利用者数を年間546万人から1000万人に増やすことを目指し、関係機関・団体と連携し、各種の取組を集中的に実施していくこととしています。

  •  これらのことに現場で機動的にきめ細かな取組を実施するため、国立公園満喫プロジェクトを先行実施する8公園のうち5公園(阿寒摩周、十和田八幡平、日光、大山隠岐、阿蘇くじゅう)において平成29年4月に5カ所の国立公園管理事務所を設置しています。今回は先行8公園の一つである霧島錦江湾国立公園の他、外国人利用者数が特に多く、効果的な誘客が図れる公園として、3つの公園(支笏洞爺、富士箱根伊豆、中部山岳)について既存の自然環境事務所及び自然保護官事務所を再編し、体制を強化することとしました。

  •  全国4箇所の新たな国立公園管理事務所には、国立公園調整官(所長)を順次配置するとともに、国立公園保護管理企画官、国立公園利用企画官、国立公園管理官等を置くこととしています。

  •  さらに、外国人利用者が多い瀬戸内海国立公園の一部を管理する中国四国地方環境事務所高松事務所については、国立公園保護管理企画官を配置するとともに、名称を高松事務所から「四国事務所」に変更します。また、中部山岳国立公園管理事務所が新たに置かれる長野自然環境事務所についても「信越自然環境事務所」と名称を変更します。

2.国立公園管理事務所の体制変更

<支笏洞爺国立公園>


<富士箱根伊豆国立公園>


<中部山岳国立公園>


<霧島錦江湾国立公園>


3.新事務所の名称と位置

【国立公園管理事務所と管理官事務所の名称と位置】

国立公園管理事務

管理官事務所

支笏洞爺国立公園管理事務所

(北海道千歳市)

洞爺湖管理官事務所

(北海道虻田郡洞爺湖町)

富士箱根伊豆国立公園管理事務所

(神奈川県足柄下郡箱根町)

富士五湖管理官事務所

(山梨県富士吉田市)

沼津管理官事務所

(静岡県沼津市)

下田管理官事務所

(静岡県下田市)

伊豆諸島管理官事務所

(東京都大島町)

中部山岳国立公園管理事務所

(長野県松本市)

立山管理官事務所

(富山県中新川郡立山町)

上高地管理官事務所

(長野県松本市)

平湯管理官事務所

(岐阜県高山市)

霧島錦江湾国立公園管理事務所

(鹿児島県鹿児島市)

えびの管理官事務所

(宮崎県えびの市)

 【名称変更する事務所の名称と位置】

旧名称

新名称

長野自然環境事務所

(長野県長野市)

信越自然環境事務所

(長野県長野市)

高松事務所

 (香川県高松市)

四国事務所

(香川県高松市)

問合せ先
自然環境局総務課
調査官 中尾 文子(内線6440)
担当  七目木 修一(内線6078)

連絡先
環境省大臣官房秘書課地方環境室
室長 山口 富夫(内線6071)

環境省自然環境局総務課
調査官 中尾 文子(内線6420)
担当  七目木(しちめき)修一(内線6078)

環境省自然環境局国立公園課
課長 田中 良典(内線6440)