報道発表資料

平成30年3月26日
地球環境
この記事を印刷

「第2回世界適応ネットワーク(GAN)フォーラム」の開催結果について

 「第2回世界適応ネットワーク(GAN)フォーラム」が、3月20日(火)から21日(水)の2日間にわたりアラブ首長国連邦のアブダビ市において開催されました。GANは世界における気候変動への適応に関する知見共有を目的とした、国連環境計画(UNEP)提唱のネットワークです。
 フォーラムには、政策決定者、実務者、研究者等合計約100名が出席し、気候変動適応に関するテーマについて活発な議論が行われました。

1.フォーラム概要

 UNEPの提唱による世界適応ネットワーク(GAN)は、平成25年11月に新たに運営委員会が立ち上がり、活動を本格化させてきた。本フォーラムは、我が国の提案により実現したもので、GAN傘下の4地域ネットワーク(アジア太平洋、西アジア、中南米、アフリカ)からの参加により、地域を越えて気候変動適応に係る知見共有を行うことを目的とした。同時に国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)の適応委員会(AC)との連携を強化するため、ACの技術専門家会合(TEM-A)も同時開催された。世界各地から、政策決定者、実務者、研究者、NGO 等100名強が参加した。

 環境省からは、小野洋大臣官房審議官が出席して冒頭あいさつを行い、我が国では今年2月に気候変動適応法案が閣議決定され国会へ提出されたことを紹介するとともに、世界各国で適応を推進していく上でGAN等の国際協力ネットワークが連携を深めることの重要性等について述べた。

日時: 平成30年3月20日(火)から21日(水)

開催地: アブダビ(アラブ首長国連邦)

主催: 世界適応ネットワーク(GAN)

共催・協力:  国連環境計画西アジア地域事務所(UNEP-ROWA)、UNFCCC適応委員会、

アラブ首長国連邦気候変動環境省、ザイード大学、日本国環境省

2.主な成果

 4つのテーマ「中東湾岸地域から世界へ」、「適応の手法」、「適応に係る学習」、「最も脆弱なコミュニティと人々へのリーチ」に沿って、多様な主体が実施してきた気候変動適応の取組事例が共有され、活発な意見交換が繰り広げられた。

 フォーラムでは、各地域ネットワーク(アジア太平洋、西アジア、アフリカ、中南米)域内における適応に係る活動進捗が報告された。とりわけ本フォーラムを契機として、開催元である西アジア地域内の連携が一層強化され、今後の活性化へ繋げていく期待が共有された。 

 また、現在、異なるイニシアティブ、ネットワークの下で、影響評価、モニタリング評価等の適応手法の形成がそれぞれ進められている中、手法の統一化が一層求められ、そのための知見共有の場としてGAN及びGAN傘下の地域ネットワークが果たす役割が大きいとの認識が確認された。

 本フォーラムで繰り広げられた知見共有の内容は、2018年にポーランドで開催予定の第24回気候変動枠組条約締約国会議(COP24)に向けた促進的対話「タラノア対話」に貢献されることとされた。

(参考)GANを構成する地域ネットワーク

アジア太平洋地域「アジア太平洋適応ネットワーク(APAN)」

中南米・カリブ地域「技術移転と気候変動行動ゲートウェイ(REGATTA)」

アフリカ地域「アフリカ適応知見ネットワーク(AAKNet)」

西アジア地域「西アジア地域気候変動ネットワーク(WARN-CC)」

連絡先
環境省地球環境局総務課気候変動適応室
直通:03-5521-8242
代表:03-3581-3351
室長: 木村 正伸 (内線 6730)
専門官: 安部 壮司 (内線 7719)

関連情報

ページ先頭へ