報道発表資料

平成30年3月13日
地球環境
この記事を印刷

第9回「持続可能な都市ハイレベルセミナー」の開催結果について

 日本国環境省、カンボジア政府等は、平成30年3月8日と9日、カンボジアのシェムリアップにおいて、第9回「持続可能な都市ハイレベルセミナー」を開催しました。
 本セミナーでは、国際的な目標である持続可能な開発目標(SDGs)についてアジアの都市がいかに政策として実施するのかをテーマに、アジア各国、自治体、国際機関、企業等による先進的な取組を共有するとともに、SDGsの達成に向けた官民連携のあり方などについて意見交換が行われました。
 この結果、新たに立ち上げられたSDGsフロントランナー都市プログラムにおいて、フロントランナー都市による革新的な政策や行動計画を促進することや、ESCモデル都市の取組や能力向上に対して今後も支援し続けることなどにより、ASEANの各地域の都市におけるSDGs達成を面的、包括的に推進する旨合意しました。

1.経緯

 平成20年にベトナムで開催された第1回東アジア首脳会議(EAS)環境大臣会合において、EAS諸国における環境協力の優先活動分野として「環境的に持続可能な都市(ESC)」が決定されました。

 かかる決定を踏まえ、我が国のイニシアティブにより、平成22年からEASの枠組のもとで、ESCをテーマとし、セミナーを開催してきました。第8回のセミナーから、2030年アジェンダ及びパリ協定等を踏まえた「持続可能な都市(SC)」に焦点を当て、テーマをESCからSCにしました。

2.概要

(1)開催日時 平成30年3月8日(木)~9日(金)

(2)開催場所 カンボジア シェムリアップ

(3)主催 カンボジア、日本、ASEAN事務局、持続可能な都市ASEANワーキンググループ

(4)参加 EAS諸国(18カ国)及び、自治体、国際機関等から約250名が参加。日本からは環境省高橋地球環境審議官他が出席。

3.セミナーの構成

 本セミナーではSDGsの「水・衛生管理」、「エネルギー」「持続可能な都市」、「消費と生産」、「土地・森林」、「パートナーシップ」の6つのゴールをアジアの都市で達成するため、アジアの都市においてSDGsをいかに政策として取り込んで実施していくのか、SDGsの達成に向けた官民連携のあり方、SDGsに向けた取組を促進するための新たな政策等を議論しました。

 各セッションでは、各都市や国際機関等による取組や事例が紹介され、その後、持続可能な都市を構築していく上で、各国政府、国際機関、民間企業等とどのように協力していくのかが意見交換が行われました。

 我が国からは、SDGsに積極的に取り組んでいる北九州市、横浜市がそれぞれの取組を発表したほか、JCMを活用してカンボジアにおける水処理事業を実施するメタウォーター株式会社や、日本における都市開発事業を手がけ、SDGsの観点で事業展開を目指す東急株式会社が発表を行いました。

4.結果

 議論のまとめとして、議長サマリーが採択されました(議長サマリーは、関係者の最終的な確認を経て、「持続可能な都市ハイレベルセミナー」ホームページに近日中に掲載される予定です。http://www.hls-esc.org/

 主な内容は以下のとおりです。

a) 今年新たにASEAN SDGsフロントランナー都市プログラムが立ち上がり、フロントランナー都市による革新的な政策や行動計画を促進し、ESCモデル都市の取組や能力を向上すること、また各国の関係省庁による当該取組の促進をサポートすべく、各国全力で取り組むこと。

b)各都市においてSDGs達成のための取組進捗を共有し、モニタリングするプラットフォームとしてハイレベルセミナーを今後も支援していくこと。

c)各都市からの要望やリクエスト等の「現場の声」を吸い上げ、地域及び地球規模での発展に貢献する場としても、ハイレベルセミナーを位置づけ、引き続き支援していくこと。

連絡先
環境省地球環境局国際連携課国際協力室
代表  03-3581-3351
直通  03-5521-8248
室長   杉本 留三(内線 6765)
室長補佐 永長 大典(内線 6764)
担当   佐井 祐介(内線 6708)

ページ先頭へ