報道発表資料

平成30年1月17日
自然環境
この記事を印刷

「阿蘇地域の創造的復興に向けた地域循環共生圏の構築に関する協定」の締結について

環境省(中川雅治 大臣)は、本日1月17日、熊本県(蒲島郁夫 知事)及び東海大学(山田清志 学長)と、南阿蘇村(吉良清一 村長)の立会いの下、「阿蘇地域の創造的復興に向けた地域循環共生圏の構築に関する協定」を締結しましたので、お知らせします。

1.趣旨

 平成28年4月に発生した熊本地震により激甚な被害を受けた熊本県では、創造的な復興を目指し取組を行っている。南阿蘇村の阿蘇くじゅう国立公園区域内にある東海大学農学部阿蘇キャンパスも甚大な被害を受けたが、同大学は従来の農業分野に加え、環境分野へも視野を広げ、阿蘇地域の自然資源を活用した「森里川海研究所―里地・里山ビジネスラボ(仮称)」の設置を阿蘇キャンパス復興の柱として位置づける考えである。

 一方、環境省では、平成26年末から「つなげよう、支えよう森里川海」プロジェクトを始動し、森里川海のつながりの回復と、そこから得られる恵みによって豊かな社会の実現を目指す国民的な運動を展開してきた。また平成28年度からは、海外からの観光客等に日本の自然の素晴らしさを体感してもらう「国立公園満喫プロジェクト」に取り組み、阿蘇くじゅう国立公園をその中核を担う国立公園の一つとして位置づけている。

 これらを踏まえ、環境省、熊本県および東海大学の三者は、互いに連携、協力し、震災に見舞われた阿蘇地域の創造的復興に向けて、阿蘇山から有明海に至る森里川海のつながりをこれまで以上に強く意識し、豊かな地域循環共生圏の構築を目指して、本協定を締結する。

2.協定の概要

(1)名称

  「阿蘇地域の創造的復興に向けた地域循環共生圏の構築に関する協定」

(2)内容

① 三者は、阿蘇地域の創造的な復興に向けた地域循環共生圏の構築に関する調査、研究、教育活動や地域創生活動を実施していくため、地域の様々な関係者と協力を図り、「研究プロジェクト」および「地域創生プロジェクト」に相互に連携して取り組む。

② 東海大学は、平成31年度末をめどに地域循環共生圏の構築に関する学術的な研究教育の場となる「森里川海研究所」を創設し、他の大学等とも連携して、阿蘇地域の創造的な復興に向けた調査、研究、教育活動を行う「研究プロジェクト」に取り組み、その事務を担う。

③ 熊本県は、関係者と連携して、阿蘇地域の創造的復興につながる「地域創生プロジェクト」に取り組み、その事務を担う。併せてその一つとして「南阿蘇村黒川地区創造的復興プロジェクト」を南阿蘇村と連携して推進するとともに、同プロジェクトに必要な施設の再生、整備に対して支援を行う。

④ 環境省は、上記の各事項に関して必要な助言および支援を行うとともに、「南阿蘇村黒川地区創造的復興プロジェクト」の一環として、阿蘇くじゅう国立公園に位置する東海大学の被災施設について、自然の脅威を来訪者へ的確に伝えられるよう、熊本県が行う園地整備を支援する。

⑤ 三者は共同して、「研究プロジェクト」および「地域創生プロジェクト」に関する毎年度ごとの活動状況を取りまとめ、広くその内容を発信する。

⑥ 本協定は、東海大学森里川海研究所(仮称)設立のめどである平成31年度末までに、それまでの取組の実施状況を勘案し、必要に応じて内容を見直すこととする。

⑦ 本協定の推進にかかる事務は、熊本県が行う。

添付資料

連絡先
環境省自然環境局自然環境計画課
代表 03-3581-3351
直通 03-5521-8343
課長   奥田 直久 (内線6430)
調整官  岡野 隆宏 (内線6435)
担当   山根 篤大 (内線6499)

Adobe Readerのダウンロード

PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Readerが必要です。Adobe Reader(無償)をダウンロードしてご利用ください。

ページ先頭へ