報道発表資料
確認された個体については、発見時に既に全て死亡しており、発見地点周辺では、港湾管理者が殺虫餌(ベイト剤)及び粘着トラップを設置しています。
6月の国内初確認以降、これまでのヒアリの確認事例は11月13日現在で12都府県、計24事例です。本件は24事例目の続報となります。
1.発見場所
広島港海田コンテナターミナル
2.経緯
11/8 広島県呉市の事業者敷地内の貨物からヒアリと疑わしいアリが発見されたため、同貨物を積載していたコンテナの状況を確認したところ、広島港海田コンテナターミナルに返却されていたことから、保管中の当該コンテナ(1個)及び同ルートで運搬された別のコンテナ(1個)を確認したところ、それぞれ2個体、6個体の合計8個体のヒアリと疑わしいアリを発見。発見されたコンテナ周辺にベイト剤を設置するとともに、コンテナの燻蒸消毒を実施。
11/12 11月8日に発見されたアリについて、専門家がヒアリであることを確認。
※広島県呉市で発見されたヒアリ確認の経緯については平成29年11月9日報道発表資料を参照してください。
11月9日発表資料:https://www.env.go.jp/press/104794.html
3.今回確認されたヒアリについて
現時点では、当該コンテナやその周辺等から新たなアリの発見情報はなく、ヒアリが広島港海田コンテナターミナルのヒアリ発見地点周辺に定着・繁殖している可能性は低いと考えられます。
4.今後の対応
引き続き、環境省は、広島県、広島市等と協力して、発見地点周辺を中心に調査を実施し、ヒアリを発見した場合は、速やかに殺虫処分するなどの防除を実施します。
なお、広島県等の関係機関に対しては、以下を引き続き依頼しています。
・ヒアリが確認された貨物を搬送したコンテナ管理者、運搬車両等の事業関係者及びコンテナターミナル管理者等に当該生物の混入があったことを周知し、他に混入の恐れがないか、さらなる確認を依頼すること
・今後、同様のルートで製品を輸入する際に、ヒアリその他の特定外来生物の付着・混入がないよう、事業所、コンテナ保管場所、積み出し港等の状況を把握し、対策を講じること
・今後、環境省が実施する調査・防除に協力すること
また、環境省は本発見地点周辺において広島県、広島市等と協力し、ヒアリ確認地点の周辺2km程度の調査を実施する予定です。
○今回ヒアリが発見された場所(赤丸が発見箇所)
- 連絡先
- 環境省
環境省自然環境局
野生生物課 外来生物対策室
代表 03-3581-3351
室長 曽宮 和夫
室長補佐 八元 綾
担当 知識 寛之
中国四国地方環境事務所野生生物課
直通 086-223-1561
課長 杉田 高行
課長補佐 酒井 久文