報道発表資料

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2017年10月30日
  • 地球環境

平成29年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(先進対策の効率的実施による二酸化炭素排出量大幅削減設備補助事業)に係る対象事業者の三次採択について

 環境省では、業務部門・産業部門における温室効果ガス排出量の大幅削減のため、平成24年度より、事業場・工場を対象に、エネルギー起源二酸化炭素排出抑制のための先進的で高効率な低炭素機器等の導入を支援する「先進対策の効率的実施による二酸化炭素排出量大幅削減設備補助事業」(ASSET事業)を実施しております。本事業は、費用効率性の高い事業を採択するとともに、市場メカニズムを活用(排出枠取引、外部クレジット利用)することで、二酸化炭素排出量の大幅削減を達成することを目指しております。
 この度、三次公募に応募のあった案件について審査を行い、下記のとおり採択しました。

1.事業概要

 本事業は、先進的で高効率な低炭素機器の導入に取り組む事業者が、ア)L2-Tech認証製品の導入、イ)L2-Tech認証製品以外でエネルギー起源二酸化炭素削減効果のある機器の導入及びウ)その他の自主的対策を組み合わせることにより事業場・工場における適切なCO2排出削減目標を掲げ、その目標達成を約し、本事業の参加者全体で排出枠を調整し、補助事業全体で確実な排出削減を担保し、業務・産業両部門におけるCO2排出量を効率的に大幅削減する事を目的に、先進的で高効率な低炭素機器として環境大臣が指定するもの等の導入を支援するものです。

2.三次採択について

 9月5日(火)から9月25日(月)まで公募を行い、応募案件の審査を行った結果、下記のとおり採択しました。なお、詳細は、ASSET ウェブサイト(http://www.asset.go.jp/)をご覧ください。

(1) 採択件数

採択件数:25件

内訳: 単独参加(事業場) 16件

 単独参加(工場) 8件

 グループ参加(事業場) 1件

 グループ参加(工場) 0件

(2) 採択案件に係わる2018 年度排出削減目標量

 各事業者は、応募時に、基準年度排出量(2014~2016年度の平均排出量)に対する2018年排出削減目標量を申告しています。採択案件の2018年度排出削減目標量の合計は5,704t-CO2となっています。(うち、事業場合計4,452t-CO2、工場合計1,252t-CO2

 各事業者には、2018年4月以降に、「基準年度排出量-2018年度排出削減目標量」(=2018 年度排出目標量)の分の排出枠(JAA)が初期割当量として交付されます。

(3) 導入設備の法定耐用年数分の排出削減予測量

 各事業者は、応募時に、補助金を受け導入するCO2排出抑制設備による法定耐用年数分の排出削減量(※)を算定しています。採択案件の法定耐用年数分の排出削減量の合計は、77,218t-CO2となっています。

※2018年度の排出削減目標量が、法定耐用年数の期間、毎年度削減実績として続くと想定。

連絡先
環境省地球環境局地球温暖化対策課市場メカニズム室
直通    03-5521-8354      
代表    03-3581-3351
室長    鮎川智一  (内線7716)
室長補佐  近藤博美  (内線7734)
担当    西山裕一  (内線7735)