報道発表資料
そのうち9月に実施した北九州港での調査において、9月14日及び29日のヒアリ発見地点(福岡県北九州市北九州港太刀浦第1コンテナターミナルのコンテナヤード内)に北九州市が設置したトラップで捕獲されたアリについて、10月12日にヒアリと確認されましたので、お知らせします。
トラップ設置箇所の周辺においては、目視調査を実施し、トラップ及び殺虫餌(ベイト剤)を設置しています。
なお、6月の国内初確認以降、これまでのヒアリの確認事例は10月12日現在で11都府県、合計21例で、本件は18例目の事例の続報となります。
1.発見場所
福岡県北九州市北九州港太刀浦第1コンテナターミナル
2.今回確認されたヒアリについて
環境省及び国土交通省では、8月から中国、台湾等からの定期コンテナ航路を有する68港湾におけるヒアリ調査を実施しています。そのうち、福岡県北九州市北九州港での調査において、10月11日にトラップでヒアリと疑われるアリを捕獲したため、そのアリの同定を専門家(九州大学ヒアリ研究グループ)に依頼したところ、10月12日にヒアリと確認されました。
確認した個体数:約40個体(発見時に既に全て死亡。全て働きアリ。)
設置した10トラップのうち8トラップでヒアリが捕獲された。
(トラップ設置日:10月2日 トラップ回収日:10月11日)
発見した状況:9月14日のヒアリ発見地点に設置したトラップで確認。なお、現時点で、北九州港のうち68港湾調査を実施している太刀浦第2コンテナターミナル及びひびきコンテナターミナルでは、ヒアリは確認されていない。
対応:ヒアリが発見されたコンテナターミナル周辺において殺虫餌(ベイト剤)を設置。コンテナヤード内のヒアリ発見地点においては、周辺の目視調査を実施するとともに、トラップ及び殺虫餌(ベイト剤)を集中的に設置。
3.今後の対応について
北九州港においてヒアリが確認された9月15日以降、当該地において、環境省及び北九州市が継続してヒアリの調査を実施しています。また、環境省は、国土交通省港湾局と協力して、中国、台湾等の定期航路を有する全国68 港湾における目視及びトラップによる調査を行うとともに、全国のヒアリが確認された地点において周辺2km程度の調査を順次実施しており、北九州港は両調査の対象となっているため、今後集中的な調査を予定しています。
○今回ヒアリが捕獲されたトラップ(提供:北九州市)
○ヒアリを発見した場所
- 連絡先
- 環境省
環境省自然環境局
野生生物課外来生物対策室
代表 03-3581-3351
室長 曽宮 和夫
室長補佐 八元 綾
担当 知識 寛之
九州地方環境事務所 野生生物課
直通 096-322-2413
課長 鑪 雅哉
担当 勝本 哲也