報道発表資料

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2017年04月21日
  • 自然環境

「セイヨウオオマルハナバチの代替種の利用方針」及び意見募集(パブリックコメント)の結果について

 環境省と農林水産省は、セイヨウオオマルハナバチの代替種である在来種マルハナバチ(クロマルハナバチ等)の利用方針を示した、「セイヨウオオマルハナバチの代替種の利用方針」を、意見募集を経て取りまとめましたのでお知らせします。

 トマト等の授粉に用いられるセイヨウオオマルハナバチについては、特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(平成16年法律第78号)に基づき、平成18年に特定外来生物に指定され、飼養等における一定の規制や、在来種による代替種の開発及びその利用が進められています。しかしながら、代替種がまだ開発されていない地域があることや、代替種を自然分布域外で利用した場合の生態系への影響が懸念されるといった課題がありました。

 このため、環境省と農林水産省は、セイヨウオオマルハナバチの利用を縮小させつつ、クロマルハナバチ等の代替種利用による生態系への影響を最小限にすることを目的とし、現時点での科学的知見等を用いたリスク評価等を行うとともに、専門の学識経験を有する者に意見聴取を行い、在来種マルハナバチへの転換に係る利用方針案を作成して、平成29年2月28日(火)から3月29日(水)まで意見募集(パブリックコメント)を実施しました(【資料1】)。

 この結果も踏まえ、今般、「セイヨウオオマルハナバチの代替種の利用方針」を取りまとめました(【資料2】)。

 今後、環境省と農林水産省は、本利用方針に基づき、セイヨウオオマルハナバチの代替種の適切な利用等を進めてまいります。

添付資料

連絡先
環境省自然環境局野生生物課外来生物対策室
代表   03-3581-3351
直通   03-5521-8344
室長  曽宮和夫
室長補佐 立田理一郎
担当  平山宗幸 (内6683)

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