報道発表資料
第10回フォーラムでは、「持続可能な交通のための2030年ロードマップ~持続可能な開発目標に向けて(SDGs)~」を主なテーマに、各国のESTに関する政策の共有などが行われるとともに、環境的な観点を含めた持続可能な発展のため指針であるヴィエンチャン宣言が採択され、より一層EST を推進することについて確認されました。
アジアEST地域フォーラムは、アジア地域におけるESTの実現を目指して、我が国と国際連合地域開発センター(UNCRD)が共同で設立した、政府ハイレベルによる政策対話会合です。第10回フォーラムの概要及び主な結果は、以下の通りです。
1.会議概要
■日程:平成29年3月14日(火)~16日(木)
■場所:ラオス人民民主共和国 ヴィエンチャン/ドンチャンパレスホテル
■主催:日本国環境省、国際連合地域開発センター(UNCRD)、ラオス人民民主共和国公共事業運輸省(MPWT)、国際連合アジア太平洋経済社会委員会(UNESCAP)、国際連合持続可能開発事務所(UNOSD)、持続可能な低炭素交通パートナーシップ(SLoCaT)
■参加者:アジア諸国28カ国※の政府高官(環境省及び交通関係省庁等)、交通と環境分野に関する学識経験者等の専門家、国際機関関係者 他
(※アフガニスタン、アゼルバイジャン、バングラデシュ、ブータン、カンボジア、インド、インドネシア、イラン、日本、韓国、キルギス、ラオス、マレーシア、モルディブ、モンゴル、ミャンマー、ネパール、パキスタン、フィリピン、ロシア、シンガポール、スリランカ、タジキスタン、タイ、東ティモール、トルクメニスタン、ウズベキスタン、ベトナム)
※日本からは、環境省水・大気環境局自動車環境対策課長瀧口博明が出席しました。
※3月13日(月)には、UNCRDやUNESCAP等による「持続可能な開発目標に向けた地域交通の貢献」等のプレイベントが開催されました。
2.主な結果
(1)アジア地域28か国の代表等が参加し、特にSDGsを踏まえた持続可能な交通のための2030年ロードマップ や、COP22を踏まえた気候変動への適応等をテーマに議論が行われ、ESTに関する政策、先進事例等の共有が図られました。
(2)2010年開催の第5回フォーラムにて採択された「バンコク宣言2020」に示された目標の実現に向けた各国の取組の紹介が行われるとともに、非都市部の交通に焦点をあてた、環境的な観点を含めた持続可能な発展のための指針であるヴィエンチャン宣言が全会一致で採択され、これらの目標の実現に向けてより一層EST を推進することについて確認されました。
(3)第11回アジアEST地域フォーラムはモンゴルで開催されることが合意されました。
3.環境省の今後の取組
環境省では、国土交通省等の関係機関とも連携しながら、アジア地域を中心とした環境的に持続可能な交通(EST)の実現に、引き続き取り組んでまいります。
<その他>
* 関連リンク先(プログラム、ヴィエンチャン宣言):
国際連合地域開発センター(UNCRD)
- 連絡先
- 環境省水・大気環境局自動車環境対策課
直通 03-5521-8303
代表 03-3581-3351
課長 瀧口博明 (内線6520)
課長補佐 松岡禎典 (内線6526)
係長 日田雄祐 (内線6527)