報道発表資料

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2017年03月02日
  • 地球環境

持続可能な開発目標(SDGs)ステークホルダーズ・ミーティング第3回会合の開催について

環境省は3月22日(水)に、持続可能な開発目標(SDGs)ステークホルダーズ・ミーティング第3回会合を開催します。ステークホルダーズ・ミーティングは、環境側面からのSDGsの実施を推進するために、民間企業をはじめ、さまざまな立場から先行事例を共有して認め合うものとして、開催するものです。会合は公開で行います。
今回は、SDGsの中で注目を集めるターゲット12.3「世界全体の食料の廃棄の半減」を題材に、食品廃棄物削減の取組をSDGsの観点とどう結び付けるかを先駆的企業や自治体から発表いただく予定です。

1.概要

開催趣旨

 平成27年9月、2030年までの国際社会の目標として、「持続可能な開発目標」(SDGs)を中核とする「持続可能な開発のための2030アジェンダ」(2030アジェンダ)が採択され、平成28年1月より効力を発しています。政府においては、内閣総理大臣を本部長、全閣僚を本部員とする「SDGs推進本部」が平成28年5月に立ち上がり、この本部において同年12月に「SDGs実施指針」を策定しました。

 SDGsの環境側面に関しては、環境関連ゴールが多く、多様な主体が関与しており、取組が多様で創意工夫が必要、という特徴があります。このため、率先して取り組む企業等の事例を共有し、認め合う場として、ステークホルダーズ・ミーティングを開催しています。SDGsの概念を社会に浸透させ、実施に向けて機運を高めることも期待しています。

 SDGsの達成のためには民間企業が有する技術や資源は不可欠であり、過去2回の会合では、主として大企業のCSR部から、SDGsの社内浸透や環境報告書での取り上げ方等について事例共有いただきました。

第3回会合では、SDGs達成の具体的な分野として、国内外で注目を浴びている食品廃棄物に着目し、食品廃棄物の削減のための取組を、複数の社会課題の同時解決(マルチベネフィット)やパートナーシップ、誰一人取り残さない等のSDGsの観点とどのように結び付けて、進めているか、立場の異なる複数のステークホルダーから発表いただく予定です。発表に対し、各界でSDGsに率先して取り組む構成員(メンバー後掲)に建設的なコメントをいただきます。

※SDGsターゲット12.3

2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食品廃棄物を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食品の損失を減少させる。

※下記3団体から事例発表いただく予定です。

1.東京都環境局(地方公共団体)...SDGsに向けた東京都の取組と食品ロス削減

2.ユニー(株)(小売事業者)...環境にやさしいお買い物は地球を守る:食品リサイクルループは命をつなぐ環

3.(株)日本フードエコロジーセンター(リサイクラー)...食品廃棄物の飼料化、飼料を利用した豚についてのスーパー等と連携した商品化 等

名称 持続可能な開発目標(SDGs)ステークホルダーズ・ミーティング第3回会合

日時 3月22日(水)10:00~13:00

※12時ごろ~1時間程度、発表者、構成員、傍聴者によるネットワーキングのための懇親会を実施。飲み物をご用意します。

場所 TKPガーデンシティ永田町ホール2A(2階)

   東京メトロ有楽町線永田町駅4番出口徒歩4分

地図 http://www.kashikaigishitsu.net/facilitys/gc-nagatacho/access/

定員 200名程度 ※一般公開

言語 日本語

参加費 無料

主催 環境省  

共催 公益財団法人 地球環境戦略研究機関(IGES)

議題  ※予定

(1)SDGsに関する国内外の最新動向について情報提供

(2)先駆的企業等による事例発表

<構成員によるコメント・意見交換・質疑応答>

<傍聴者を交えた意見交換>

2.傍聴申し込み方法

傍聴希望の方は、IGESのウェブサイト

(http://www.iges.or.jp/jp/integrated-policy/20170322.html)

から3月21日(火)10時までにお申しみください。席に余裕がある場合、期限後も申し込みを受け付けます。詳細はウェブサイトで御確認ください。

 なお、環境省では、環境負荷削減の観点から審議会等の資料のペーパーレス化を推進しています。今回の会合の資料は、当日、会場内にスクリーンを設置して投影することとし、印刷物の配布は行わないこととさせていただきます。3月21日(火)10時(予定)までに上記ウェブサイトに資料を掲載致しますので、掲載された資料をお持ちのノートパソコン・タブレット等に保存の上、当日ご持参いただく等、ペーパーレス化へのご協力をお願い致します。(なお、掲載時期が変動した場合は御了承ください。) 会場内には、無線LANのアクセスポイントもご用意しておりますが、数に限りがあり、周囲の電波環境、回線の利用状況等により、通信速度が大幅に低下したり、通信自体がご利用いただけなくなる場合がございます。会場から上記ウェブサイトにアクセスし掲載された資料を閲覧される場合には、ご自身で通信環境をご用意いただくことを推奨致します。

3.取材について  

当日取材を御希望の方は、IGES 吉田・神尾宛(​046-826-9604)に電話で事前に御連絡ください。あらかじめ申し込まれた場合は、会合冒頭の頭撮りに限って写真撮影などをすることができます。

持続可能な開発目標(SDGs)ステークホルダーズ・ミーティング 構成員

                           ※敬称略、順不同

氏 名

所 属 ・ 役 職

構 成 員

1

有馬利男

グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン代表理事

2

福田加奈子

住友化学株式会社CSR推進部長

3

小野博也

伊藤忠商事株式会社CSR・地球環境室長

4

関正雄

損害保険ジャパン日本興亜株式会社CSR室シニア アドバイザー

明治大学経営学部特任准教授

5

星野智子

地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)運営委員

6

薗田綾子

株式会社クレアン代表取締役社長

7

藤田香

株式会社日経BP社日経エコロジー編集

日経BP環境経営フォーラム生物多様性プロデューサー

8

川廷昌弘

株式会社博報堂広報室CSRグループ推進担当部長

9

紺屋健一

独立行政法人国際協力機構(JICA)企画部 参事役

10

竹本和彦

国連大学サステイナビリティ高等研究所所長

11

蟹江憲史

慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授

12

田崎智宏

国立研究開発法人国立環境研究所資源循環・廃棄物研究センター

循環型社会システム研究室室長

13

横地晃

外務省国際協力局地球規模課題総括課長

14

関谷毅史

環境省地球環境局国際連携課長

ファシリテーター

1

森秀行

公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)所長

連絡先
環境省地球環境局国際連携課
代表   03-3581-3351
直通   03-5521-8243
課長   関谷 毅史(内6760)
課長補佐 辻 景太郎(内6747)
担当   久保満希子(内6722)