報道発表資料

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2016年12月13日
  • 総合政策

21世紀における持続的成長のあり方に関するハイレベル・シンポジウムの開催について

 2015年12月12日に国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)で採択され、2016年11月4日に発効(我が国は11月8日に批准)したパリ協定には、「脱炭素化」(decarbonization)に向けた世界共通の意思が込められています。そこには、「経済成長と環境問題」に関するこれまでの国連の施策の次元を超えた面があり、科学的知見のもと、地球環境の自浄・再生能力が有限であり、その能力がもはや限界に近づきつつあることが理解されます。
 環境省では、そうした社会・経済・環境の持続可能性に対するグローバルな危機意識のさらなる高まりを背景に、20世紀を振り返り、投資家と企業を軸に形成され、経済成長を支え促す「資本市場」の観点から、21世紀における持続的成長のあり方を2カ年度にわたり検討し、この度、各界の代表をお招きしたハイレベル・シンポジウムを開催することとしました。
 基調講演では、一橋大学名誉教授でありスタンフォード大学名誉シニアフェローの今井賢一先生より、「21世紀の資本主義 - 自然資本、人的資本、ネットワーク」と題するお話をいただきます。続くパネルディスカッションでは、「持続的成長に向けた課題と取組の方向性 - 投資行動、企業行動、建設的な対話」とのテーマのもと、投資家と企業に期待される取組等についてご議論をいただきます。これらの貴重な機会を通じて、上記検討の成果に対する理解を深めていきたいと思います。

1.背景

 環境省では、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)に関する情報を考慮した投資、いわゆる「ESG投資」に関する近年の我が国の動向を踏まえ、「持続可能性を巡る課題を考慮した投資に関する検討会」(ESG検討会)を昨年10月に立ち上げました。その後、本年10月までに計9回にわたる会合を経て、今般、ESG投資に関する基礎的な理解の向上に資することを目指した解説書(「ESG投資に関する基礎的な考え方」)を作成し、このハイレベル・シンポジウムを通じて、かかる成果を報告することとしました。


2.開催概要

日時   平成29年1月11日(水) 14:00~16:30 (13:20受付開始)

会場   TKP新橋カンファレンスセンター (東京都港区西新橋1-15-1)
      ― 「2階特設受付」にて、ご所属、お名前をお伝えください。

参加費  無料

テーマ  ESG検討会成果報告

定員   200名程度

申込先  ESG検討会事務局( esg-inv@tohmatsu.co.jp )宛に、メールの件名を「ESG成果報告会参加希望」としていただいた上、お名前、ご所属、お役職をご連絡ください。

申込期限 平成29年1月6日(金) 12:00


3.プログラム

13:20~

受付

14:00~14:10

【開会挨拶】

・環境大臣 山本 公一

14:10~14:40

【基調講演】

「21世紀の資本主義 ― 自然資本、人的資本、ネットワーク」

・一橋大学名誉教授、スタンフォード大学名誉シニアフェロー

今井 賢一 氏

14:40~15:00

【成果報告】

「ESG検討会のメッセージ」

・青山学院大学大学院国際マネジメント研究科 教授(ESG検討会座長)

北川 哲雄 氏

15:05~16:25

(うち10分は質疑応答)

【パネルディスカッション】

「持続的成長に向けた課題と取組の方向性 ― 投資行動、企業行動、建設的な対話」

<パネリスト>

・一橋大学大学院商学研究科特任教授、CFO教育研究センター長

伊藤 邦雄 氏

・公益社団法人 経済同友会代表幹事

小林 喜光 氏

・年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)理事 兼 最高投資責任者

水野 弘道 氏

<モデレーター>

・青山学院大学大学院国際マネジメント研究科 教授(ESG検討会座長)

北川 哲雄 氏

16:25~16:30

【閉会挨拶】

・環境省 総合環境政策局長 奥主 喜美


4.申込先

ESG検討会事務局 <有限責任監査法人トーマツ>
E-mail:esg-inv@tohmatsu.co.jp / TEL:03-6213-1163 / FAX:03-6213-1186

添付資料

連絡先
環境省総合環境政策局環境経済課
直通 03-5521-8240
代表 03-3581-3351
課長  :奥山 祐矢 (6260)
課長補佐:泉   晋 (6278)
課長補佐:田辺 敬章 (6268)
担当  :村上 陽一 (6268)

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