報道発表資料

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2016年12月09日
  • 再生循環

平成28年度製品プラスチックの店頭回収・リサイクルの実証事業について

 環境省では、容器包装リサイクル法(以下「容リ法」という。)の対象外であることから、多くの自治体で分別収集・リサイクルが行われず、焼却・埋め立てによる処理が行われている生活用品等の製品プラスチックの効率的な回収・リサイクルを促すため、店頭回収によるリサイクルの実証事業「BRING PLA-PLUS(プラプラ)プロジェクト」を、57企業・団体の協力の下、本年12月12日(月)から行います。

1.実証事業の目的

 我が国では、容リ法に基づき、プラスチック製容器包装廃棄物を市町村が回収し、特定事業者(容器製造事業者・容器利用事業者)の責任の下、リサイクルが進められております。

 一方で、おもちゃ、文具、生活雑貨などの製品プラスチックは、容リ法の対象外であるため、再資源化可能な物も多く含まれているにも関わらず、多くの自治体で分別収集・リサイクルが行われないで、焼却・埋め立てによる処理が行われています。

 本年5月に中央環境審議会から環境大臣に意見具申された「容器包装リサイクル制度の施行状況の評価・検討に関する報告書」においても、店頭回収等の活用による容リ法対象品目の収集ルートの多様化等について示されておりますが、より高度な循環型社会を形成するためには、こうした製品プラスチックについても資源物としての扱いを検討しつつ、可能な限り再資源化を進めていくことが求められます。

 環境省では、これまで、消費者、小売店、製造事業者などの協力の下、製品プラスチック等の効率的な回収システムの構築に向けた実証事業を通じて実態把握及び課題整理を行ってきました。

 今年度は、過年度までの実証事業で得た知見を活かしつつ、多様な事業者の連携に基づき消費者を含めた製品プラスチックの効率的な回収システムの構築、回収した製品の再資源化、再製品化及び消費者認知の向上策の検証を目的として実施します。

2.実証事業の内容

 本実証事業は、日本環境設計株式会社を事務局とする「 BRING PLA-PLUS(プラプラ)プロジェクト」として実施します。

 回収参加企業各社の店頭・モール等で製品プラスチックの回収を行い、回収品の再資源化方策に係る調査を行います。また、各自治体、小売事業者、製造事業者、再資源化工場の協力の下、回収した製品を再度製品にして消費者に戻すことも検討します。

(1)実施期間:

平成28年12月12日(月)~平成29年3月5 日(日)

 ※企業・店舗によって実施時期が異なります。

(2)回収対象: おもちゃ、文具、生活雑貨などの製品プラスチック
(3)回収方法: 消費者がリサイクルしたい製品プラスチックを、店頭・店内等に設置している回収ボックスへ投入する、又は、レジ等に持ち込み引き渡す。
(4)回収場所: 参加企業、団体等のモール、店舗、オフィス、学校など 

回収実施ブランド:下記の57社(※平成28年12月8日時点)

総合スーパー、百貨店、ショッピングモール:
イオン株式会社(イオンリテール株式会社、イオン九州株式会社)、株式会社セブン&アイ・ホールディングス(グランツリー武蔵小杉)、ユニー株式会社、株式会社そごう・西武、イズミヤ株式会社、ホクレンショップ、三菱地所リテールマネジメント株式会社(マルヤマクラス、ポンテポルタ千住、東久留米ショッピングセンター クルネ)
スポーツ用品: 株式会社アシックス、 アシックスジャパン株式会社
家電量販店: 株式会社エディオン、株式会社ケーズホールディングス、株式会社コジマ、上新電機株式会社、株式会社ビックカメラ、株式会社ベスト電器、株式会社ヤマダ電機
おもちゃ・ベビー用品販売店:
株式会社赤ちゃん本舗、タカラトミーグループ(キデイランド)
ホームセンター:

DCMホールディングス株式会社(DCMカーマ株式会社、DCMダイキ株式会社、DCMホーマック株式会社、DCMサンワ株式会社)

生活雑貨販売店:

株式会社 ジェイアイエヌ[JINS]、株式会社メガネトップ[眼鏡市場]、株式会社和真、オンデーズ株式会社(OWNDAYS)、株式会社世界のメガネプリンス、メガネの三愛、プラス株式会社[PLUS]、株式会社良品計画[無印良品]、株式会社ロフト、株式会社東急ハンズ、株式会社サエラ、THE株式会社

コーヒーストア、ファストフード:

スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社、日本マクドナルド株式会社、日本KFCホールディングス株式会社、株式会社モスフードサービス、株式会社セブン&アイ・フードシステムズ(白ヤギ珈琲店)

教育機関:

学校法人岩崎学園(横浜fカレッジ)、帯広ひまわり幼稚園、帯広第二ひまわり幼稚園

※企業の回収情報等の詳細はPLA-PLUS公式ウェブサイト(http://plaplus-project.jp/)をご覧ください。

3.問合せ先

  本実証事業の詳細等については、下記連絡先へお問い合わせください。

問合せ先: 日本環境設計株式会社 担当:矢野 裕子
電子メールアドレス: info@plaplus-project.jp
電話番号: 03-6273-3218
ファクシミリ: 050-3737-3463
ホームページ: http://plaplus-project.jp/
連絡先
環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部企画課リサイクル推進室
直通 03-5501-3153
代表 03-3581-3351
室長  :田中 良典(内線 6831)
室長補佐:鈴木 弘幸(内線 6822)
担当  :川上 大二(内線 7861)