報道発表資料
授賞式では、優秀賞である5つの部門賞(たべよう、ふれよう、つたえよう、まもろう、えらぼう)の受賞者によるプレゼンテーションを行い、その中から、つたえよう部門・糸島こよみ舎(福岡県糸島市)の「糸島こよみ」が大賞に決定しましたので、お知らせいたします。
なお、アクション大賞受賞者は、12月10日(土)に開催される「エコプロ2016」のイベントステージで、生物多様性アクション大賞2016アンバサダーである「さかなクン」とのイベントに登壇し、プレゼンテーションを行います。
1 「生物多様性アクション大賞2016」大賞について
「糸島こよみ」糸島こよみ舎(福岡県糸島市) ※つたえよう部門で優秀賞を受賞
糸島の自然・文化・伝統行事・農事・生きもの(渡り鳥、虫、動物、花など)などの情報を、日めくりカレンダーにまとめ、自然とともにある暮らしの情報を届けることで、暮らしの中で自然を感じるきっかけを提供。
渡辺 綱男 審査委員長(IUCN日本委員会会長)のコメント
糸島の自然や文化を紡ぎ直していくプロセス、地域の資源を見つめ直す視点、色々な想いが1日1日の日めくりカレンダーに込められた、とても素晴らしい取組みです。
このような取組みが地域に広がることによって、社会が少しずつ変わっていき、また、生物多様性を浸透させていくという意味でも本当に力を持った活動であり、既に他の地域にも広がりを見せているという点も高く評価しました。
大賞を受賞した「糸島こよみ舎」と渡辺審査委員長(右)
各賞の受賞者全員による記念撮影
●なお、大賞には惜しくも至りませんでしたが、それに比肩する団体に対して特別に「未来賞」が贈られました。
「リトルファーマーズ養成塾」
特定非営利活動法人田舎のヒロインズ(熊本県阿蘇郡南阿蘇村)
※ふれよう部門で優秀賞を受賞
子どもたちに農村の暮らしや里山の自然を体験してもらうだけでなく、農村出身の子どもたちにも、身近な自然や生きものを再発見してもらうこと、さらに生きる力(サバイバル能力や対応力)をつけることを目的に活動。
※ 各優秀賞・各特別賞の結果についてはこちらからご覧いただけます。
「生物多様性アクション大賞」特設ページ
URL: http://5actions.jp/award2016/result.html
2 プレゼンテーションイベント
日時:2016年12月10日(土)13:30~14:15
場所:東京ビッグサイト「エコプロ2016 ~ 環境とエネルギーの未来展」イベントステージ
(東京都江東区有明3-11-1)
内容:「生物多様性アクション大賞2016アンバサダー」のさかなクンを迎え、トークセッションと大賞受賞者からのプレゼンテーションイベントを開催します。
3 「生物多様性アクション大賞2016」について
■募集期間:2016年7月1日(金)~8月31日(水)
■応募総数:104
■大賞発表・授賞式:2016年11月19日(土)
■概要:
「国連生物多様性の10年日本委員会」(UNDB-J)では、国民一人ひとりが生物多様性との関わりを自分の生活の中でとらえることができるよう「MY行動宣言 5つのアクション」(たべよう、ふれよう、つたえよう、まもろう、えらぼう)を広く呼びかけています。
「生物多様性アクション大賞」は、全国各地で行われている5つのアクションに取り組む団体・個人を表彰し、積極的な広報を行うことにより、生物多様性の主流化に貢献するもので、2013年度に創設、2014年度よりUNDB-Jと一般財団法人セブン-イレブン記念財団との共催で実施しています。
■応募対象・取組:
生物多様性の保全や持続可能な利用に取り組む団体・個人を対象に、下記部門ごとの取り組みを募集しました。
《たべよう》
地元でとれたものを食べ、旬のものを味わいます。
《ふれよう》
自然の中へでかけ、動物園、水族館や植物園などを訪ね、自然や生きものにふれます。
《つたえよう》
自然の素晴らしさや季節の移ろいを感じて、写真や絵、文章などで伝えます。
《まもろう》
生き物や自然、人や文化との「つながり」を守るため、地域や全国の活動に参加します。
《えらぼう》
エコラベルなどが付いた環境に優しい商品を選んで買います。
■主催:国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)
■共催:一般財団法人セブン-イレブン記念財団
■協賛:前田建設工業株式会社、セキスイハイム
■特別協力:公益社団法人国土緑化推進機構、経団連自然保護協議会
■協力:富士フイルム株式会社
■後援:朝日新聞社、共同通信社、日本経済新聞社、毎日新聞社
■事務局:一般社団法人 CEPA ジャパン
■審査委員:
渡辺綱男(IUCN日本委員会会長) 委員長
足立直樹(株式会社レスポンスアビリティ)
小野弘人(セブン-イレブン記念財団)
梶谷辰哉(国土緑化推進機構)
川廷昌弘(CEPAジャパン)
坂田昌子(UNDB市民ネット)
道家哲平(日本自然保護協会)
星野智子(環境パートナーシップ会議)
西山理行(環境省)
4 本件に関する問い合わせ先
(一般の方)
生物多様性アクション大賞事務局 担当:木村
Tel: 03-5256-6770
E-mail: award@cepajapan.org
(報道関係の方)
生物多様性アクション大賞 広報事務局 (サンカルパ内)担当:梶原
E-mail: press@cepajapan.org
参考
●「国連生物多様性の10年日本委員会」(UNDB-J)
2011年から2020年までの10年間は、国連の定めた「国連生物多様性の10年」です。生物多様性条約第10回締約国会議(2010.10愛知県名古屋市)で採択された、新たな世界目標である「愛知目標」の達成に貢献するため、国際社会のあらゆるセクターが連携して生物多様性の問題に取り組むこととされています。
これを受け、愛知目標の達成を目指し、国内のあらゆるセクターの参画と連携を促進し、生物多様性の保全と持続可能な利用に関する取組を推進するため、「国連生物多様性の10年日本委員会」(UNDB-J)が2011年9月に設立されました。環境省はUNDB-Jの事務局を努めています。
(ウェブサイト)http://undb.jp/
(Facebookページ)https://www.facebook.com/UNDBJ
●MY行動宣言 5つのアクション
国民一人ひとりが生物多様性との関わりを自分の生活の中でとらえることができるよう、UNDB-Jは、5つのアクション(たべよう、ふれよう、つたえよう、まもろう、えらぼう)の中から自らの行動を選択して宣言することを広く呼びかけています。
(ウェブサイト)http://undb.jp/action/spread-action/
- 連絡先
- 環境省自然環境局自然環境計画課生物多様性施策推進室
代表 03-3581-3351
直通 03-5521-9108
室長 :西山 理行 (内 6661)
室長補佐:千田 純子 (内 6660)
室長補佐:鈴木 宏一郎(内 6662)
担当 :山本 一樹 (内 6664)