報道発表資料

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2016年10月20日
  • 自然環境

国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)ロードマップの策定について

「国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)」(委員長 一般社団法人 日本経済団体連合会 榊原会長)では、愛知目標の達成期限である2020年に向けて、更なる取組の強化を行うため、「ロードマップ」を策定しました。
今後、このロードマップに基づき、多様な主体の連携のプラットフォームであるUNDB-Jの場を活用しながら、UNDB-Jと各構成団体は目指すべき社会像に向けた取組を進めていきます。

1.ロードマップ策定の経緯
2015年に「国連生物多様性の10年」の折り返し年を迎えるにあたり、UNDB-Jのこれまでの成果と課題を中間評価としてとりまとめた(2015年11月)。
中間評価を踏まえ、生物多様性の主流化の取組をさらに加速させるため、UNDB-J及び各構成団体の2020年までの目標と具体的取組をまとめたロードマップについて、本年6月に開催されたUNDB-J委員会を経て、取りまとめこのたび公表したもの。

2.ロードマップ概要
「はじめに」では、UNDB-Jのこれまでの取組の経緯や、社会的背景とUNDB-Jの役割について説明している。
「Ⅰ.目指すべき社会像」では、UNDB-Jが目指すべき社会像として、「1.生物多様性に配慮した消費活動・産業活動が普及している」、「2.日頃から自然とふれあうライフスタイルが一般化している」、「3.生物多様性の保全と持続可能な利用を通じた都市や地域づくりが進んでいる」、「4.生物多様性の保全と持続可能な利用が組み込まれた自然共生社会の基盤が形成されている」を示している。
「Ⅲ.目指すべき社会像に向けた取組の方向性」では、Ⅰで示した「目指すべき社会像」に向けて、UNDB-J構成団体が取り組むための方向性を示している。
「Ⅳ.目指すべき社会像に向けた具体的な取組」では、Ⅲで示した方向性に基づく、UNDB-J及び各構成団体の具体的な取組や2020年の目標等をまとめている。なお、具体的な取組や目標は、今後随時、追加・更新していくこととしている。

【参考】

 ○国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)
2011年から2020年までの10年間は、国連の定めた「国連生物多様性の10年」です。生物多様性条約第10回締約国会議(2010.10愛知県名古屋市)で採択された、新たな世界目標である「愛知目標」の達成に貢献するため、国際社会のあらゆるセクターが連携して生物多様性の問題に取り組むこととされています。
これを受け、愛知目標の達成を目指し、国内のあらゆるセクターの参画と連携を促進し、生物多様性の保全と持続可能な利用に関する取組を推進するため、「国連生物多様性の10年日本委員会」(UNDB-J)が2011年9月に設立されました。

  環境省はUNDB-Jの事務局を務めています。
(ウェブサイト)http://undb.jp/
(Facebookページ)https://www.facebook.com/UNDBJ

添付資料

連絡先
環境省自然環境局自然環境計画課生物多様性施策推進室
代表 03-3581-3351
直通 03-5521-9108
室長  :西山 理行 (内6661)
室長補佐:千田 純子 (内6660)
室長補佐:鈴木 宏一郎(内6662)
担当  :山本 一樹 (内6664)

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