報道発表資料

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2016年08月05日
  • 地球環境

平成28年度CO2削減ポテンシャル診断結果を活用した新たな削減対策等検討委託業務に係る公募の採択結果について

 環境省では、更なるCO2の削減を推進するため、これまで実施してきたCO2削減ポテンシャル診断の結果(エネルギー使用実態や診断された削減対策の経済性)に基づき、新たなCO2削減対策等を検討するための事業を行います。この度、委託業務を実施する事業者を公募し、審査を行った結果、応募のあった3件から、1件を委託契約候補先として採択しましたのでお知らせいたします。
 今後、CO2の削減が十分に進んでいないと考えられる業種やプロセス、設備・システム等について原因を明確にするとともに、その解決策を技術開発や実証等の視点から整理し早期導入へのロードマップの策定を進めてまいります。

1.事業の概要

 日本が2030年度に2013年度比で26%の温室効果ガスを削減する目標を達成するためには、製造過程や民生需要分野において一層の削減対策を講じる必要があります。そのためには、既存の先進的機器を導入するだけでなく、CO2の削減に十分な対策が講じられていない、あるいは一層の削減が期待できるプロセスや箇所を明確にし、効果的な対策を導入していくことが求められます。

 このため、環境省が実施してきたCO2削減ポテンシャル診断の手法を活用し、CO2が十分に削減できていないプロセスや機器・システム等について、その原因を技術面、資金面、経済面、維持管理面等から解析することにより解決策を示すことが期待できます。

 本業務では、製造過程や民生需要分野のうち、最近10年程度の間、CO2の削減が十分に進んでいないと考えられる業種やプロセス、設備・システム等を選定し、CO2削減ポテンシャル診断の手法の活用により、原因を明確にします。また、その解決策を技術開発や実証等の視点から整理し、早期導入のためのロードマップを策定することを目的とします。

2.審査の結果

 応募のあった3件について厳正なる審査を行い、株式会社 三菱総合研究所(共同事業者 一般財団法人 省エネルギーセンター)を委託契約候補先として採択いたしました。

連絡先
環境省地球環境局地球温暖化対策課市場メカニズム室
直通 03-5521-8354      
代表 03-3581-3351
室長  :成田浩司(内線7716)
室長補佐:海部 愛(内線6737)
室長補佐:稲垣信一(内線7734)
担当  :丸山祥平(内線7735)