報道発表資料

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2016年06月23日
  • 地球環境

平成28年度「二国間クレジット制度を利用したREDD+プロジェクト補助事業」の採択案件の決定について

 環境省は、途上国における森林減少・森林劣化に由来する排出の抑制、並びに森林保全、持続可能な森林経営、森林炭素蓄積の増強(REDD+)のための事業を実施するとともに、二国間クレジット制度(Joint Crediting Mechanism:JCM)を通じて我が国の温室効果ガス排出削減目標の達成に資することを目的として、「二国間クレジット制度REDD+プロジェクト補助事業」について、事業者からの案件募集を行いました。
応募案件について審査した結果、2件を採択しました。
 今後、JCMの実施に向けた取り組みの一環としてこれらの事業を進めていきます。

1.事業内容

 「二国間クレジット制度を利用したREDD+プロジェクト補助事業」は、JCMの二国間文書に署名した又は署名することが見込まれる国において、REDD+に向けた活動を行うとともに、JCMを通じて我が国の削減目標達成に貢献する事業を行うことを目的とします。

2.採択案件

 環境省では、(公財)地球環境センターを事務局として、平成28年4月15日(金)~5月20日(金)の間、民間企業等を対象に案件を公募しました。

 今般、専門家で構成する委員会における応募案件の評価・審査を経て、別紙のとおり、以下の2件を採択案件として選定しました。今後、交付決定の手続等を進め、JCMの実現に向けた取組の一環として、これらの事業を進めていきます。

<採択案件の概要>

○ルアンパバーン県における焼畑耕作の抑制によるREDD+

ホスト国:ラオス

代 表 者:学校法人早稲田大学

○ボアレモ県における焼畑耕作の抑制によるREDD+

ホスト国:インドネシア

代 表 者:兼松株式会社

連絡先
環境省地球環境局地球温暖化対策課市場メカニズム室
代表:03-3581-3351 直通:03-5521-8246 
室  長:小笠原 靖 (内線 7716)
国際企画官:水野 勇史 (内線 6757)
室長補佐:伊藤 貴輝 (内線 6728)
環境専門調査員:和田 正道 (内線 6783)