報道発表資料
環境省及び動物愛護週間中央行事実行委員会では、平成28年度動物愛護週間に際し、普及啓発を行うためのポスターのデザイン絵画を公募します。
最優秀作品の作者には環境大臣賞が贈られるとともに、最優秀作品に基づいて動物愛護週間ポスターを作成し、全国の自治体等に配布して広く活用されます。
1.公募の趣旨
広く国民の間に動物の愛護と適正な飼養についての理解と関心を深めるため、「動物の愛護及び管理に関する法律」で動物愛護週間(毎年9月20日~26日)が定められています。
環境省では、動物愛護週間ポスターを作成して全国の自治体等に配付しており、ポスターのデザイン絵画を広く一般に公募することによって、動物愛護週間の普及と国民の動物愛護管理に関する意識の一層の高揚を図るものです。
2.デザイン絵画のテーマ
「譲渡でつなごう!命のバトン ~新しい飼い主さんを探しています~」
今年度のデザイン絵画のテーマは、「譲渡でつなごう!命のバトン ~新しい飼い主さんを探しています~」です。
動物の命をあずかる責任と社会に対する責任について、普及啓発を行うために使用するポスターデザイン作品を募集します。
動物は、私たちの生活を様々なかたちで豊かにしてくれる、人間にとってかけがえのない存在です。しかし、一部では動物の遺棄や虐待、不適切な飼い方により鳴き声や悪臭の発生など周囲に迷惑を及ぼしたり、人に危害を及ぼしたりする事件も発生しています。
平成25年から施行された改正動物愛護管理法では、飼い主の努力義務として飼育するペットを終生飼養することが定められていますが、無責任な飼い主による飼育放棄や迷子、所有者がいなかったりして自治体の動物愛護センター等に引き取られた犬猫の数は、全国で約15万頭にものぼっています。そのうち、飼い主への返還や新たな飼い主に譲渡されなかった犬猫については、全国で約10万頭がやむなく殺処分されています(平成26年度)。
新たにペットを迎え入れる際には、自治体の動物愛護センターや保健所、動物愛護団体等から譲渡される犬猫を迎え入れることを選択肢の一つとして加えていただければ、この数字はもっと減らすことが出来るのではないでしょうか。
(デザインを考える際の参考情報)
○動物愛護センター等での活動
全国の自治体が運営する動物愛護センター等では、譲渡活動や適正飼養教室等を実施しているところがあります。そういった活動を広く知ってもらい、多くの方々に参画していただくことが、動物の愛護と適正な飼養に関する理解につながります。
○責任と愛情、最後まで
動物を飼うためには、最後まで責任と愛情を持って飼う必要があります。動物を飼うための責任を果たし、ルールやマナーを守っていますか。もう一度、一つ一つ考えてみましょう。動物を飼い始めたその日から、ペットの命はあなたにゆだねられ、社会に対する責任が発生します。
○動物も人も幸せに
飼い主としての社会的な責任を果たすことにより、人と動物とが幸せに暮らすことができます。飼うことの楽しさは、動物と社会に対する責任の向こうにあります。
3.各賞
最優秀賞(環境大臣賞) 1点 賞状・記念品(図書カード5万円程度)
優秀賞(動物愛護週間中央行事実行委員会委員長賞) 5点 賞状・記念品(図書カード1万円程度)
最優秀作品については今年度の動物愛護週間ポスターとして採用し、全国の自治体、関係省庁、報道機関等に配布するとともに、動物愛護管理行政の推進を図るための資料として活用します。
4.主催
環境省、動物愛護週間中央行事実行委員会(環境省・東京都・台東区・公益財団法人日本動物愛護協会・公益社団法人日本動物福祉協会・公益社団法人日本愛玩動物協会・公益社団法人日本獣医師会・公益社団法人日本動物園水族館協会・一般社団法人家庭動物愛護協会・一般社団法人日本新聞協会・社団法人日本雑誌協会)
5.審査方法
環境省及び動物愛護週間中央行事実行委員会が選任する審査員が、審査を行ないます。審査員は、動物の愛護管理の専門家、デザインの専門家、マスコミ関係者、国及び地方自治体の動物愛護管理行政担当職員等で構成する予定です。
6.スケジュール(予定)
平成28年6月3日(金) 募集締切(当日消印有効)
平成28年6月中旬 審査会-各賞決定
平成28年7月 結果発表(環境省ホームページ等で公表)
平成28年8月 ポスターの印刷・全国配布
平成28年9月 表彰式(動物愛護フェスティバル)
7.募集作品
絵画 四つ切り画用紙(542mm×382mm)を縦長で使用
※作品作成上の注意事項
・彩色及び画材は自由です。ただし、立体物の使用は禁じます。
・対象となる動物は、哺乳類、鳥類及び爬虫類とし、両生類、魚類、昆虫等は対象としません。
・作品に標語やキャッチフレーズを挿入する場合は、テーマに合ったものを挿入してください。なお、文字の入らないデザインも可能です。
・野生動物を安易にペットとして飼養できると思わせるようなデザインは避けてください。
・動物に過度な接触(キス等)をしているデザインは避けてください。
・関係法令等を遵守した内容のデザインとしてください。例えば、犬をモデルに使用する場合は、首輪や鑑札(狂犬病予防法に基づき交付されたもの)を装着していることが分かるようにします。また、放し飼いやノーリードでの運動を思わせるようなデザインは避けてください。
8.応募資格
特になし
9.応募方法
(1)記入事項
氏名、住所、年齢、電話番号、勤務先(学校名・学年)、作品についてのコメント(100文字程度)を所定の応募票に記入し、絵画裏面に添付してください。
(2)応募条件
・1人複数応募が可能です。ただし、用紙1枚につき作品1点とします。
・作品を折り曲げたり丸めたりせずに送ってください。
(3)作品応募先
公益財団法人 日本動物愛護協会
住所:〒107-0062東京都港区南青山1-15-15乃木坂パークフロント2F
電話:03-3478-1886
10.応募上の注意
・応募作品の著作権は、主催者側に帰属するものとします。
・応募は、未発表のオリジナル作品に限ります。他の作品の模倣や類似と認められる作品は、入賞決定後であっても賞を取り消す場合があります。
・応募作品は返却しません。
・コンクールの結果発表の際には、最優秀賞及び優秀賞のデザイン絵画画像、入賞者氏名とお住まいの都道府県名を記載して発表します。
・最優秀賞の作品については今年度の動物愛護ポスターのデザインとして採用し、「動物愛護週間9月20日~26日」等の文字挿入等の補作を行います。また、ポスターには、最優秀賞入賞者の氏名、お住まいの都道府県名、作品へのコメントを掲載します。
・最優秀賞及び優秀賞への入賞者については、例年9月に都内で開催される動物愛護フェスティバルにおいて表彰式を行います。表彰式出席に係る国内旅費(入賞者本人及び入賞者の保護者等随行者1名)については、環境省から支出します。
・ポスターの色調は印刷のため、実物と異なる場合があります。
添付資料
- 連絡先
- 環境省自然環境局総務課動物愛護管理室
代 表:03-3581-3351
室 長:則久 雅司(内線:6651)
室長補佐:徳田 裕之(内線:6652)
担 当:柳川 智巳(内線:6657)