報道発表資料

平成28年3月10日
地球環境
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第7回「環境的に持続可能な都市ハイレベルセミナー」の開催結果について

 日本国環境省とベトナム政府は、平成28年3月3日から4日、ベトナムのハノイにおいて、「第7回環境的に持続可能な都市ハイレベルセミナー」を開催しました。本セミナーでは、持続可能な都市実現に向け、アジア各国や都市の取組み状況について活発な意見交換が行われるとともに、来年度以降のハイレベルセミナーについて、昨年国連で採択された持続開発目標(SDGs)の実現等に向け、各国政府や国際支援機関等の協力の下で新たにアジアの都市間がその取組や連携を強化するプラットフォームとして再構築していくことについて合意されました。今後、その実現、準備に向け、関係者が協力して進めることとなりました。

1. 概要

開催日時:平成28年3月3日(木)~4日(金)

開催場所:ベトナム ハノイ

催:ベトナム、日本、カンボジア、アメリカ、ASEAN事務局、ASEAN ESCワーキンググループ

加:東アジア首脳会議環境大臣会合参加国をはじめ、自治体、国際機関等から約160名が参加。日本からは小林環境省地球環境審議官他が出席。

2. 経緯

 平成20年にベトナムで開催された第1回東アジア首脳会議(EAS)環境大臣会合において、EAS諸国における環境協力の優先活動分野として「環境的に持続可能な都市(ESC)」が決定されました。

 かかる決定を踏まえ、我が国のイニシアティブにより、平成22年からEASの枠組みのもとで、ESCをテーマとするセミナーを毎年開催してきました。

3. セミナー結果

 冒頭、小林環境省地球環境審議官が挨拶をし、これまで、「環境的に持続可能な都市に関するハイレベルセミナー」が果たして来たESCに取り組む都市の活動の経験や最新情勢を共有する場としての役割の意義について述べました。また、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の採択や、国連機構変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)で採択された「パリ協定」等の国際的情勢を踏まえ、これらの実施に向けた重要なキープレーヤーである都市の行動を本格化するため、ハイレベルセミナーの再構築に向けた議論が今回のセミナーで行われることへの敬意、期待を表明しました。加えて、二国間クレジット制度(JCM)による優れた低炭素技術の普及及び都市間連携を活用したプロジェクトの案件発掘、さらに、日・ASEAN統合基金による「ASEAN環境モデル都市プログラム」等を積極的に支援することを表明しました。

 本セミナーでは、今後のSDGsの実施や新たなハイレベルセミナーに向けた議論や国際支援機関による都市の活動に対する支援プログラム等を共有する全体セッションが設けられるととともに、低炭素都市づくりや、交通、都市計画など各都市のSDGsへの取組等に関する8つのテーマ別セッションが開催されました。各セッションでは、各都市及び支援機関による取組や事例が紹介され、今後の方向性について議論が行われるとともに、都市間の連携を活用した協力の事例が紹介され、知識や事例の共有を含めたその有効性や今後の更なる発展への期待が指摘されるなど、ESCの更なる促進に向けた活発な意見交換が行われました。

 次回以降のハイレベルセミナーについては、昨年国連で採択された持続開発目標(SDGs)の実現等に向け、各国政府や国際支援機関等の協力の下で新たにアジアの都市間がその取組や連携を強化するプラットフォームとして再構築していくことについて合意されました。来年度は、タイ国において新たなセミナーが開催される予定です。

 本セミナーでは、議論のまとめとして、議長サマリーが採択されました(議長サマリーは、関係者の最終的な確認を経て、「環境的に持続可能な都市ハイレベルセミナー」ホームページに近日中に掲載される予定です。http://www.hls-esc.org/

連絡先
環境省地球環境局国際連携課国際協力室
室  長:木野 修宏 (内線:6765)
室長補佐:平岡 明子 (内線:6761)
係  長:土戸  周 (内線:7724)

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