報道発表資料

平成28年2月9日
自然環境
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(お知らせ)「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律施行令の一部を改正する政令(案)」 に対する意見の募集について(国内希少野生動植物種の指定等)(パブリックコメント)

 環境省では、「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」に基づいて、絶滅のおそれのある野生動植物種を「国内希少野生動植物種*1」に指定し、個体の捕獲、譲渡し等を原則禁止するとともに、必要に応じ生息地等保護区の指定や保護増殖事業を実施することにより、種の保存を図っています。
 今般、国内希少野生動植物種(41種。うち特定国内希少野生動植物種*24種)の指定等を行うため、「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律施行令の一部を改正する政令(案)」を取りまとめました。
 本政令案による改正内容について、国民の皆様から広くご意見をお聞きするため、本日から2月15日(月)までの間、郵送、ファックス及び電子メールにより、ご意見を募集いたします。

*1)国内希少野生動植物種:我が国に生息・生育する絶滅のおそれのある野生動植物の種であって、政令で定めるもの。捕獲・採取、譲渡し等が原則禁止となる。現在ヤンバルクイナ、イリオモテヤマネコ等134種の動植物を指定。

*2)特定国内希少野生動植物種:国内希少野生動植物種のうち、商業的に個体の繁殖をさせることができる等、一定の条件を満たすもの。現在、ハナシノブ、キタダケソウ等7種の植物が指定されている。

1.改正内容(概要)

1-1.国内希少野生動植物種の指定

 環境省では、絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律に基づき、我が国において絶滅のおそれのある野生動植物種を「国内希少野生動植物種」として同法施行令に基づき指定し、個体の捕獲、譲渡し等を原則禁止するとともに、必要に応じ生息地等保護区の指定や保護増殖事業を実施することにより、種の保存を図っています。

 この国内希少野生動植物種の指定は、環境省が実施する生息状況調査によりその指定に必要な生息情報が把握できた種のうち、指定要件(※)を満たすものについて行っています。

 今般、以下の41種について、新たに国内希少野生動植物種として政令により指定しようと考えています。

1 ) ケナガネズミ

2 ) オキナワトゲネズミ

3 ) アマミトゲネズミ

4 ) トクノシマトゲネズミ

5 ) ミヤコカナヘビ

6 ) ホルストガエル

7 ) オットンガエル

8 ) ナミエガエル

9 ) オキナワイシカワガエル

10) アマミイシカワガエル

11) イボイモリ

12) フサヒゲルリカミキリ

13) マダラシマゲンゴロウ

14) オキナワマルバネクワガタ

15) ウケジママルバネクワガタ

16) ゴマシジミ本州中部亜種

17) アサマシジミ北海道亜種

18) ウスイロヒョウモンモドキ

19) アカハネバッタ

20) サキシマハブカズラ

21) ヒメハブカズラ

22) マキノシダ

23) フササジラン

24) ヤクシマタニイヌワラビ

25) ホソバシケチシダ

26) アオイガワラビ

27) ホソバコウシュンシダ

28) ヤクシマリンドウ

29) ヒモスギラン

30) キバナシュスラン

31) コウシュンシュスラン

32) オオスズムシラン

33) ヒメクリソラン

34) ナンバンカモメラン

35) ヒメカクラン

36) ハガクレナガミラン

37) ヤエヤマヒメウツギ

38) コモチナナバケシダ

39) ナガバウスバシダ

40) シマヤワラシダ

41) シマキンレイカ

1-2.特定国内希少野生動植物種の指定

 国内希少野生動植物種のうち、繁殖技術が確立されており、その流通を認めたとしても種の保存に影響を及ぼさないと認められるものについては、特定国内希少野生動植物種として、事前に届出を行った事業者による商業的取引を認めています。

 1-1で指定する41種のうち、以下の種については、特定国内希少野生動植物種の指定要件(※)を満たすため、今般、この特定国内希少野生動植物種に指定することとします。

28) ヤクシマリンドウ

30) キバナシュスラン

34) ナンバンカモメラン

38) コモチナナバケシダ

1-3.採取等の禁止の対象となる卵及び種子の追加

 1-1で指定する41種のうち、以下の種の卵又は種子については、採取等の対象となるおそれがあることから、採取等規制の対象とします。

<卵>

5 ) ミヤコカナヘビ

6 ) ホルストガエル

7 ) オットンガエル

8 ) ナミエガエル

9 ) オキナワイシカワガエル

10) アマミイシカワガエル

11) イボイモリ

12) フサヒゲルリカミキリ

14) オキナワマルバネクワガタ

15) ウケジママルバネクワガタ

16) ゴマシジミ本州中部亜種

17) アサマシジミ北海道亜種

18) ウスイロヒョウモンモドキ

<種子>

28) ヤクシマリンドウ

41) シマキンレイカ

2.意見の募集

 上記の改正内容について、広く国民の皆様のご意見を募集いたします。ご意見のある方は、別紙の「意見募集要項」に沿って、ご提出ください。

 皆様からのご意見は国内希少野生動植物種の指定に当たっての参考とさせていただきます。

ただし、ご意見に対しての個別の回答はいたしかねますのであらかじめご了承ください。

※国内希少野生動植物種及び特定国内希少野生動植物種の指定基準

希少野生動植物種保存基本方針(平成4年総理府告示第24号)(抄)

第二 希少野生動植物種の選定に関する基本的な事項

1 国内希少野生動植物種

(1)国内希少野生動植物種については、その本邦における生息・生育状況が、人為の影響により存続に支障を来す事情が生じていると判断される種(亜種又は変種がある種にあっては、その亜種又は変種とする。以下同じ。)で、以下のいずれかに該当するものを選定する。

ア その存続に支障を来す程度に個体数が著しく少ないか、又は著しく減少しつつあり、その存続に支障を来す事情がある種

イ 全国の分布域の相当部分で生息地又は生育地(以下「生息地等」という。)が消滅しつつあることにより、その存続に支障を来す事情がある種

ウ 分布域が限定されており、かつ、生息地等の生息・生育環境の悪化により、その存続に支障を来す事情がある種

エ 分布域が限定されており、かつ、生息地等における過度の捕獲又は採取により、その存続に支障を来す事情がある種

3 特定国内希少野生動植物種 

 特定国内希少野生動植物種については、国内希少野生動植物種のうち、商業的に個体の繁殖をさせることが可能な種を選定する。ただし、その国内希少野生動植物種が、ワシントン条約附属書1に掲載された種(我が国が留保している種を除く。)又は渡り鳥等保護条約に基づき、相手国から絶滅のおそれのある鳥類として通報のあった種に該当する場合には、商業的に個体の繁殖をさせることが可能な種であっても、特定国内希少野生動植物種には選定しない。

(参考)上記の政令改正にあわせて、最新の学問的知見に基づき、目名、科名及び学名の表記を、以下のとおり見直す予定です。

1 ) がんかも目の表記

「がんかも目」→「かも目」

2 ) がんかも科の表記

「がんかも科」→「かも科」

3 ) わしたか目の表記

「わしたか目」→「たか目」

4 ) わしたか科の表記

「わしたか科」→「たか科」

5 ) Leptobotia curta(アユモドキ)の学名

Leptobotia curta」→「Parabotia curtus

6 ) Shijimia moorei(ゴイシツバメシジミ)の学名

Shijimia moorei」→「Shijimia moorei moorei

7 ) Melastoma tetramerum(ムニンノボタン)の学名

Melastoma tetramerum」→「Melastoma tetramerum var. tetramerum

8 ) Cypripedium macranthum var. hoteiatsumorianum(ホテイアツモリ)の学名

Cypripedium macranthum var. hoteiatsumorianum」→「Cypripedium macranthos var. macranthos

9 ) Cypripedium macranthum var. rebunense(レブンアツモリソウ)の学名

Cypripedium macranthum var. rebunense」→「Cypripedium macranthos var. rebunense

10) Cypripedium macranthum var. speciosum(アツモリソウ)の学名

Cypripedium macranthum var. speciosum」→「Cypripedium macranthos var. speciosum

11) Liparis elliptica(コゴメキノエラン)の学名

Liparis elliptica」→「Liparis viridiflora

12) Platanthera sonoharai(クニガミトンボソウ)の学名

Platanthera sonoharai」→「Platanthera sonoharae

13) Callianthemum insigne var. hondoense(キタダケソウ)の学名

Callianthemum insigne var. hondoense」→「Callianthemum hondoense

添付資料

連絡先
環境省自然環境局野生生物課希少種保全推進室
直  通 : 03 – 5521 – 8353
代  表 : 03 – 3581 – 3351
室  長 : 安田 直人 (6677)
室長補佐 : 徳田 裕之 (6685)
係  長 : 田邊 依里子(6687)

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