報道発表資料
環境省と気象庁は、気象庁本庁庁舎の移転計画に伴う、気象観測施設の移転先を環境省所管の北の丸公園とすることとし、従前の例にならい閣議の了解を求めることとしました。
また、環境省と気象庁では、移転に併せて各種調査の共同実施等に関して連携の強化を図ることとしています。
1.概要
- 気象庁は、気象庁本庁庁舎(千代田区大手町)の敷地内にある観測場所で東京の気象を観測しています。
- 平成25年度を目途に気象庁本庁庁舎は虎ノ門へ移転する計画であり、これに伴い気象観測施設も移転する必要があるため、移転先を環境省所管の北の丸公園内とすることとしました。
- 北の丸公園は閣議了解により建築物の設置が制限されていることから、同公園内への気象観測施設の整備について、環境大臣と国土交通大臣(気象庁)の共同請議で閣議の了解を仰ぐこととしたものです。
2.連携の強化について
当該気象観測施設の移転に併せて、従来から実施している両省庁の地球観測の連携に加えて、新たに次の点について連携・協力を行うこととしました。
- [1]温室効果ガス等の共同観測の実施及びデータの相互利用の強化
- [2]地球温暖化の観測・予測及び影響に関する総合的な評価レポートの共同作成
- [3]両省庁がそれぞれ実施する生物季節等自然環境に係る観測調査データの相互提供
3.今後のスケジュール
- 平成20年9月19日(金)
- 閣議了解
- 平成21年4月以降
- 着工予定(気象庁)
- 平成21年度末目途
- 竣工予定
- 平成22年4月以降
- 調査観測開始予定
参考
気象観測施設の概要
- 広さ 100m2( 10m × 10m )
- 高さ 1.5m
- 主な観測項目
温度、湿度、降雨量、降雪量
添付資料
- 連絡先
- 環境省自然環境局総務課
直通:03-5521-8268
代表:03-3581-3351
課長:奧主 喜美(内 6410)
課長補佐:横山 公彦(内 6412)
国民公園専門官:馬場 清(内 6425)