報道発表資料

平成27年12月25日
自然環境
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(お知らせ)福岡県北九州市等におけるツマアカスズメバチの侵入状況緊急調査の結果について

 本年9月、福岡県北九州市において特定外来生物であるツマアカスズメバチの営巣が確認されたことを受け、環境省では、当初予定していた港湾における監視調査に加え、福岡県北九州市及び山口県下関市等において、営巣状況調査等を実施してきました。
 今般、ツマアカスズメバチの活動はほぼ終了したため、今年度の調査が終了し、その結果、新たなツマアカスズメバチの巣及び個体は発見されませんでしたので、お知らせします。
 なお、来年度についても、ツマアカスズメバチの活動に合わせて、地方自治体等と連携協力し、ツマアカスズメバチの早期発見に努めていきます。

1.調査背景

 本種の定着・拡散を防ぐためには、侵入初期の対応が極めて重要となります。そのため、環境省では、現在本種の定着が確認されている対馬及び釜山(韓国)と貨客船の往来のある港湾における監視調査に加え、営巣が確認された福岡県北九州市及び隣接する山口県下関市において、緊急的にツマアカスズメバチの生息・営巣状況調査等を実施しました。

※往来のある港湾:天草港、熊本港、壱岐郷ノ浦港、壱岐芦辺港、長崎港、伊万里港、博多港、下関港、大阪港

2.調査結果

(1)北九州市及び下関市における営巣状況調査(速報で発表済

*平成27年11月6日付け九州地方環境事務所・北九州市・下関市同時発表。「福岡県北九州市等でのツマアカスズメバチの営巣状況調査の結果(速報)」をいう。以下同じ。

①トラップを用いたツマアカスズメバチの生息状況の把握

 営巣確認地点や港周辺において、9月中旬から10月末までの間に、1,024個(北九州市763個、下関市261個)のトラップを設置し、スズメバチ類を誘引捕獲した結果、ツマアカスズメバチの確認はなかった。

 なお、確認されたスズメバチ類は、在来のオオスズメバチ、キイロスズメバチ等であった。

②ツマアカスズメバチの巣の探索

 9月中旬から10月末まで営巣確認地点や港湾周辺の公園や緑地を現地踏査・探索した結果、ツマアカスズメバチの巣及び個体の確認はなかった。

(2)港湾(北九州市及び下関市以外)における監視調査(速報で発表済)

①トラップを用いたツマアカスズメバチの生息状況の把握

 定着が確認されている対馬市内の港や韓国釜山港と貨客船の往来のある港において、9月中旬から下旬まで港周辺の公園等の緑地に各10個のトラップを設置し、スズメバチ類を誘引捕獲した結果、ツマアカスズメバチの確認はなかった。

②ツマアカスズメバチの巣の探索

 北九州市での営巣発見を受けて、10月上旬から中旬までの間に緊急的に港湾周辺を現地踏査・探索した結果、ツマアカスズメバチの巣及び個体の確認はなかった。

(3)追加調査

①北九州市及び下関市におけるトラップを用いた生息状況の把握調査

 (1)~(2)の調査結果及びこれまでの対馬市でのツマアカスズメバチの活動状況を踏まえ、11月中旬から12月中旬まで、100個のトラップを設置(同一地点で10日間程度の調査を2回実施)し、スズメバチ類を誘引捕獲した結果、ツマアカスズメバチの確認はなかった。

②港湾(北九州市及び下関市以外)における監視調査

 定着が確認されている対馬市内の港や韓国釜山港と貨客船の往来のある港において、11月下旬から12月中旬まで、港周辺の公園等の緑地に各10個のトラップを設置し、スズメバチ類を誘引捕獲した結果、ツマアカスズメバチの確認はなかった。

(4)住民等からの情報提供

 住民等から、これまでに各自治体及び環境省に寄せられた情報では、ツマアカスズメバチの巣及び個体の確認はなかった。

3.今後の対応

 冬期を迎え、ツマアカスズメバチの活動はほぼ終了したことから今年度の調査は終了します。

 これまでの調査の結果、9月に営巣(1巣)が確認され除去を行った北九州市と隣接する下関市において、現時点では定着している情報は得られませんでしたが、本種は、少数の定着であっても急速に個体数や分布域が拡大する可能性があります。そのため、来年度以降も引き続き、来春の女王蜂の活動開始以降、関係省庁、地方自治体及びスズメバチ等の駆除業者等と連携協力し、港湾等における侵入監視及び生息状況の把握に努めていくこととしています。

添付資料

連絡先
環境省自然環境局野生生物課外来生物対策室
室  長:曽宮 和夫
室長補佐:立田 理一郎
担当:森川 政人
TEL:03-5521-8344
九州地方環境事務所 野生生物課
課  長:横田 寿男
企 画 官:田上 真吾
担  当:平野 淳
TEL:096-322-2413

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