報道発表資料

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2015年11月20日
  • 再生循環

(お知らせ)北九州PCB廃棄物処理施設における排ガスのベンゼン協定値超過に関する中間報告について

平成27年10月30日に、中間貯蔵・環境安全事業株式会社(JESCO)北九州PCB廃棄物処理施設での排ガス測定によるベンゼンの測定値が協定値を超過したことが判明した件に関し、本日(11月20日)別添のJESCOの記者発表資料の通り、原因調査の現時点の進捗状況について報告があったので、お知らせします。

○ 本日のJESCOからの報告によると、北九州PCB廃棄物処理施設における協定値を超えるベンゼンの排出の原因の一つと考えられる熱交換機能を停止させた行為は、本社の社内手続きである「PCB廃棄物処理施設の設備改造・運用変更手続き等に関する措置について(通達)」及び「北九州事業所環境・安全評価実施要領」に基づき施設の改造・変更に係る本社審査及び事業所審査を実施すべきものであったとのことです。しかしながら、これまでの検証の結果、今回の案件に関してはその本社審査及び事業所審査が実施されておらず、JESCOにおいてその事実関係を現在調査中であるとのことでした。

○ JESCOによるPCB処理事業の推進に当たっては、地元の皆様との信頼関係が極めて重要であると認識しており、今回、安全対策上必要な事項を定めた実施要領に従わず、設備の運用を変更した結果、環境保全協定に違反したことは、誠に遺憾です。上記の報告を受け、環境省からJESCOに対して、安全管理の体制について早急に全社的な点検を行い報告するよう指示したところです。

○ 環境省としても、今後はこれまで以上にJESCOに対する指導監督を徹底してまいります。

添付資料

連絡先
環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部産業廃棄物課
代  表:03-3581-3351
 直  通:03-5501-3156
 課  長:角倉 一郎(内線6871)
 課長補佐:中野 哲哉(内線7871)
 課長補佐:海部 愛 (内線7873)
 係  長:櫻井 希実(内線6875)

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