報道発表資料

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2015年10月23日
  • 地球環境

シンポジウム「異常気象と気候変動の科学~世界の気象キャスターと考える私たちの未来~」の開催について(お知らせ)

本年12月にパリで開催されるUNFCCC/COP21に向けて、気候変動問題に関する議論が国内外で活発化しているなか、この好機を捉え、国内における議論をさらに喚起し、国民の気候変動問題への理解を促進するため、11月10日(火)14:00-16:15、東京(イイノホール)において、シンポジウム「異常気象と気候変動の科学~世界の気象キャスターと考える私たちの未来~」を開催致します。
なお、参加には事前申込みが必要です。

1.概要

 本年12月にパリで開催されるUNFCCC/COP21に向けて、気候変動問題に関する議論が国内外で活発化しているなか、この好機を捉え、国内における議論をさらに喚起し、国民の気候変動問題への理解を促進することを目的とし、シンポジウムを開催する。

 本シンポジウムでは、近年の異常気象(極端現象)や中長期的な気候の変化に着目しながら、気象キャスターやIPCC報告書執筆に携わった科学者が、気候変動にレジリエント(強靱)な社会の構築に向けて議論する。

 第1部では、異常気象(極端現象)をキーワードに、IPCC の最新の報告書である第5次評価報告書(AR5)の主要な知見について、基調講演を行う。また、欧州における気候変動に関するコミュニケーションの事例について紹介する。第2部では、「2050年の天気予報」(IPCCの知見をもとに世界気象機関(WMO)を中心に各国で作成された、2050年を目途とした中長期的な気候予測)をとりあげながら、パネルディスカッションにおいて、気象キャスターの気候変動に関する疑問に科学者が回答するほか、近年の異常気象(極端現象)と気候変動の関係性(関係性が科学でどこまで解明されているかなど)、将来の気候予測や、将来のために今わたしたちができること等について議論する。

2.日程等

日時: 平成27年11月10日(火)14:00-16:15(予定)

場所: イイノホール 4階 Room A(定員200名)

〒100-0011 東京都千代田区内幸町2-1-1 飯野ビルディング

      アクセス:http://www.iino.co.jp/hall/access/

主催: 環境省 

共催: 公益財団法人 地球環境戦略研究機関(IGES)

備考: 日英同時通訳あり

3.プログラム

 14:00~14:05 開会挨拶 環境省 地球環境局長(予定)

第1部 講演

 14:05~14:25 基調講演①

 「IPCC第5次評価報告書 統合報告書の概要と主要な知見(仮)」

 フレドリン・タンガン マレーシア国立大学教授(前IPCC第1作業部会副議長)(予定)

 14:25~14:40 基調講演②

 「欧州における気候変動コミュニケーションについて(仮)」

 ジル・ピーターズ VTM(ベルギー民放局)気象キャスター(予定)

第2部 パネルディスカッション

 14:40~16:00

 「気象キャスターと気候変動科学者の対話~強靱な(レジリエントな)社会の構築に向けて~(仮)」

登壇者

ファシリテーター: 江守正多氏(国立環境研究所)(予定)

パネリスト(1):フレドリン・タンガン氏(予定)

パネリスト(2):ロデル・ラスコ氏(World Agroforestry Centre)(フィリピン)(予定)

パネリスト(3):気象キャスター 井田寛子氏(予定)

パネリスト(4):気象キャスター ジル・ピーターズ氏(予定)

16:00~16:15 参加者との質疑応答

4.参加申込

 参加料無料、事前申込制となっております。

 ウェブサイト(http://www.iges.or.jp/jp/natural-resource/20151110.html)よりお申込み下さい。

 ※参加募集は、締切期限内であっても定員に達し次第締め切らせて頂きます。

連絡先
環境省地球環境局総務課研究調査室
直通:03-5521-8247
代表:03-3581-3351
 室  長:竹本 明生  (内線 6730) 
 室長補佐:藤井 進太郎 (内線 6731)
 担  当:藤井 麻衣  (内線 6733)