報道発表資料

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2015年10月23日
  • 水・土壌

(お知らせ)ゴルフ場で使用される農薬に係る平成26年度水質調査結果について

ゴルフ場で使用される農薬について、平成26年度に地方自治体及び環境省地方環境事務所が実施したゴルフ場排出水等の水質調査の結果を取りまとめましたので公表します。
本調査は、511か所のゴルフ場を対象に、延べ17,328検体について実施しました。その結果、ゴルフ場排出水の農薬濃度の指針値を超過した事例はありませんでした。

1.経緯

 環境省は、平成2年5月、ゴルフ場で使用される農薬による水質汚濁を未然に防止するため、ゴルフ場で使用される農薬に係る水質調査の方法やゴルフ場の排水の農薬濃度に係る上限としての指針値等を定めた「ゴルフ場で使用される農薬による水質汚濁の防止に係る暫定指導指針」を策定し、都道府県に通知しました。都道府県等においては、同指針に基づき、ゴルフ場で使用される農薬について調査・指導が行われています。

 環境省では、平成2年度から、地方自治体が実施したゴルフ場排出水等の水質調査結果を取りまとめており、また、平成16年度からは、環境省地方環境事務所が実施した水質調査結果についても併せて取りまとめています。

2.平成26年度水質調査結果の概要

 [1] 調査が実施された都道府県数:46

(うち、地方環境事務所が調査:17都道県(7都道県では国と地方自治体両者が調査を実施))

 [2] 調査対象となったゴルフ場数:511か所

(うち、地方環境事務所が調査:24か所) 

 [3] 調査対象農薬数   :127農薬(116成分)

(農薬の化学的構造等により、複数の農薬を1つの成分として指針値を設定しているものもある)

 [4] 総検体数 :17,328検体

(うち、地方環境事務所が調査:136検体)

 [5] 指針値超過検体数 0検体(別表1、2のとおり)

3.調査結果への評価と今後の対応

 ゴルフ場における農薬使用にかかるリスク管理は適正になされていることが確認されました。今後も引き続き、都道府県とも連携し、同指針に基づく農薬使用に係る適正なリスク管理の指導に努めます。

※本調査で対象としたゴルフ場で使用される農薬による水質汚濁の防止に係る暫定指導指針における指針値は平成26年9月18日に告示された水質汚濁に係る農薬登録保留基準値に基づくものです。

添付資料

連絡先
環境省水・大気環境局土壌環境課農薬環境管理室
直通:03-5521-8311
代表:03-3581-3351
室  長:川名 健雄 (内線6595)
室長補佐:渡邉 美鈴 (内線6596)
担  当:小林 克明 (内線6598)

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