報道発表資料

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2015年09月25日
  • 自然環境

秋田市大森山動物園のイヌワシ保護増殖事業の確認について

 環境省は、秋田市大森山動物園が実施するイヌワシ保護増殖事業について、絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律(以下、「種の保存法」という。)に基づき、国が定める保護増殖事業計画に適合している旨の確認を平成27年10月3日に行いますのでお知らせします。
 なお、10月3日に秋田市大森山動物園で確認証の授与を行います。

1 経緯

 秋田市大森山動物園では、昭和45年より継続してイヌワシの飼育及び繁殖に取り組んでおり、また(公社)日本動物園水族館協会において、生物多様性委員会種保存事業部のイヌワシ計画管理者の任を担い国内飼育下個体群維持等の調整業務を行っています。

 この度、秋田市大森山動物園より本園が実施するイヌワシの飼育・繁殖及び普及啓発事業が、種の保存法第46条に基づく国のイヌワシ保護増殖事業計画に適合している旨の環境大臣の確認申請があり、国が定める保護増殖事業に適合していることを確認しました。

2 確認、認定について

 種の保存法では、地方公共団体又はその他の者が実施する国内希少野生動植物種の保護増殖事業について、国の保護増殖事業計画に適合している旨の環境大臣の確認(地方公共団体の場合)又は認定(その他の者の場合)を行うことができるとされています。

 確認又は認定を受けることにより、譲渡し等の禁止など国内希少野生動植物種にかかる規制の一部が適用除外となり、動物園における飼育繁殖の取組を円滑に実施することが可能となります。

3 事業計画の概要

 秋田市大森山動物園の事業計画の概要は以下のとおりです。

①目標

 イヌワシの飼育下での繁殖技術の確立に努めるとともに、遺伝的多様性を考慮した飼育下繁殖の推進及び個体群維持に取り組む。また普及啓発活動によりイヌワシ等の希少猛禽類の保全について国民の理解を深める。

②事業計画の区域

 秋田市大森山動物園

③事業内容

 ・飼育下繁殖及び技術確立

 ・普及啓発活動の推進

④事業計画の期間

 10年間(平成27年10月3日~平成37年10月2日)

4 確認証の授与について

 【日 時】平成27年10月3日(土)13:00~13:20(予定)

 【会 場】秋田市大森山動物園 森のステージ広場

      〒010-1654 秋田県秋田市浜田字潟端154番地

 【登壇者】

   大森山動物園:園長 小松 守

   東北地方環境事務所:次長 堀内 洋

取材について

 取材連絡先:秋田市商工部:大森山動物園

       〒010-1654 秋田県秋田市浜田字潟端154番地

       Tel  018-828-5508 Fax 018-828-5509

       担当:三浦

添付資料

連絡先
環境省自然環境局野生生物課希少種保全推進室
(代表: 03 - 3581 - 3351)
(直通: 03 - 5521 - 8353)
 室  長 : 安田 直人(6677)
 室長補佐 : 笹渕 紘平(6464)
 係  長 : 佐藤 直人(6671)

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