報道発表資料

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2015年05月28日
  • 地球環境

平成27年度大規模CO2削減ポテンシャル調査・対策提案委託業務に係る公募の採択結果について(お知らせ)

  複数の工場・事業場等の相互連携により大規模なCO2削減効果が見込まれる分野として、工業団地及び業務ビル区画を対象とした「大規模CO2削減ポテンシャル調査・対策提案委託業務」を行う事業者の公募を行いました。公募期間中に5件の応募があり、厳正な審査を行ったところ、3件を委託契約候補者として採択しましたのでお知らせいたします。
 今後、地域の面的なCO2削減のポテンシャルや削減対策を明らかにし、普及させるべく、事業を適切に実施します。

採択案件

代 表 事 業 者

調 査 対 象

(所 在 地)

調 査 ・ 対 策 提 案 内 容

1. 株式会社EECL

下関南風泊

水産団地

(山口県下関市)

本水産工業団地は、南風泊市場を中心に水産関連企業が集約した水産団地で、水産都市「下関」の重要拠点となっている。水産物を扱うため、冷凍・冷蔵倉庫を保有している企業が多く、水産団地のエネルギー消費量の内、冷凍・冷蔵倉庫を冷やすための冷凍機の電力消費量が特に大きい。このため、冷凍機の高効率化及び運用改善等や、一箇所で製造した冷凍・冷蔵倉庫用の冷水を複数の施設へ供給する集中冷熱供給等による面的なCO2削減対策提案を行う。

2. 清水建設株式会社

京橋1・2丁目地域

(東京都中央区)

本地域は中小規模の建物が多く、費用対効果の観点から建物単体でのCO2削減対策は限界がある。一方で、地下鉄や地下駐車場等の地下空間が開発されているため、これらの空間を活かすポテンシャルがある。このため地域のコージェネレーションシステムの最適運転や、再生可能エネルギーの活用、既存設備(空調設備、熱源設備、照明等)の高効率化等によりCO2を削減する方策の提案を行う。

3. 戸田ビルパートナーズ株式会社

有明3丁目地区

(東京都江東区)

当地区内の事業所には、地域冷暖房施設「有明南地区熱源プラント」より地中埋設の導管を通して冷水及び温水が供給され、ビルの空調及び給湯等に使われている。しかしながら、ワークスタイルの変化等により、ビルの熱の需要と供給のバランスがとれていない状況が考えられる。このため、ビルのエネルギーの使用状況に合わせた設備の運用改善(動力源の台数制御等)や、再生可能エネルギー・未利用エネルギーの活用等によりCO2削減対策提案を行う。

連絡先
環境省地球環境局地球温暖化対策課市場メカニズム室
代表:03-3581-3351 直通:03-5521-8354
室  長 :川上 毅  (内線7716)
室長補佐 :飯野 暁  (内線6737)
担  当 :藤中 恵都子(内線6781)
      仁科 佳菜子(内線6781)