報道発表資料
本シンポジウムは、平成26年5月より開始された上記プロジェクトの研究活動の一環として開催されるものです。
1.シンポジウム概要
タイトル
環境省環境研究総合推進費戦略研究プロジェクトS-12「SLCPの環境影響評価と削減パスの探索による気候変動対策の推進の研究」一般公開シンポジウム「地球温暖化と大気汚染による影響軽減に向けたあらたな取り組み-短寿命気候汚染物質の影響評価とその削減対策-」
趣旨
様々な人間活動によって排出される大気汚染物質のうち、黒色炭素や対流圏オゾンなどの大気中の滞留時間が短い、「短寿命気候汚染物質」(Short-Lived Climate Pollutants:SLCP)は、健康被害のみならず地球温暖化を引き起こします。二酸化炭素などの長寿命な温室効果ガスに比べるとその削減は比較的容易で、削減効果もすぐに現れるために、地球温暖化対策の新たな手法として、国際的な取り組みが始まりました。日本においてもこの課題の取り組みの一環として、平成26年5月から、環境省環境研究総合推進費S-12プロジェクト(SLCPの環境影響評価と削減パスの探索による気候変動対策の推進の研究)を開始しましたので、第一年目の研究成果について、国民の皆様へご紹介することを目的としたシンポジウムを開催します。
日時: 平成27年1月29日(木)
13:00 ~16:00 (12:30開場)
場所: 東京大学福武ホール(文京区本郷7-3-1)
参加費: 無料
参加予定数: 200名
主催: 環境省環境研究総合推進費戦略研究プロジェクトS-12
共催: 環境省、東京大学
プログラム(予定)
ごあいさつ:「短寿命気候汚染物質の削減に関わる行政的課題」環境省
S-12代表:「短寿命気候汚染物質の削減がもたらす気候影響と環境影響」
中島映至(東京大学大気海洋研究所)
「アジアにおける大気汚染の特徴を数値シミュレーションで理解する」
永島達也(国立環境研究所)
「大気汚染物質の排出量推定を目指して--東アジアにおける観測データからの逆推計--」
眞木貴史(気象研究所)
「アジアにおける温室効果ガスと短寿命気候汚染物質の排出削減の可能性」
花岡達也(国立環境研究所)
「数値モデルを用いた浮遊粒子状物質(エアロゾル)による気候変動の評価」
竹村 俊彦(九州大学)
「大気汚染物質曝露による健康被害の推定」
上田 佳代(京都大学)
「全球規模陸域水循環モデリングの最前線~将来起こりうる大渇水に人間活動はどのように影響するのか」
芳村圭・新田友子・佐藤雄亮(東京大学大気海洋研究所)
総合討論
閉会あいさつ:中島映至(東京大学大気海洋研究所)
2.参加申し込み方法
参加希望の方は お名前(ふりがな)、ご所属を明記の上、メールにて2015年1月16日(金)までにお申し込み下さい。E-mail s12_staff@aori.u-tokyo.ac.jp
申し込みをされた方には受付メールをお送りします。なお、申し込みが多数となった場合には受付を締め切る可能性がありますので、お早めにお申し込みください。
3.問い合わせ先
環境省環境研究総合推進費戦略研究プロジェクトS-12
一般公開シンポジウム事務局(東京大学大気海洋研究所)
TEL: 04-7136-4401 e-mail:s12_staff@aori.u-tokyo.ac.jp
- 連絡先
- 環境省地球環境局総務課研究調査室
代表 :03-3581-3351
直通 :03-5521-8247
室長 :竹本 明生 (内:6730)
室長補佐:竹中 篤史 (内:7719)
担当 :刈部 博文 (内:6744)
東京大学大気海洋研究所
教授 :中島 映至 (04-7136-6325)