報道発表資料

平成27年1月29日
保健対策
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平成27年春の花粉飛散予測(第2報)について(お知らせ)

スギ林の雄花調査結果及び最新の気象情報等を踏まえた平成27年春のスギ・ヒノキ花粉の予測(第2報)を公表します。

(1)スギ・ヒノキ花粉総飛散量について(更新)
・平成26年春との比較では、四国地方及び九州地方で少なくなると予測されますが、東北地方、関東地方、甲信地方、北陸地方及び東海地方では花粉量がかなり多くなる見込みです。また、近畿地方及び中国地方では並かやや多くなると予測されています。
・例年との比較では、近畿地方、中国地方、四国地方及び九州地方では並みかやや少なくなりますが、東北地方、関東地方、北陸地方及び東海地方は例年よりもやや多くなると予測されます。甲信地方は概ね例年並みになると予測されています。

(2)スギ花粉の飛散開始時期について(更新)
・平成26年春との比較では、関東地方及び東海地方の太平洋側並びに、四国地方及び九州地方では遅くなると予測されますが、その他の地方は平成26年春と同様かやや早くなると予測されています。
・例年との比較では、全国的にほぼ例年並みになると予測されています。

(3)飛散ピーク時期について(新規)
・九州地方では2月下旬、四国地方、中国地方、近畿地方、東海地方、関東地方及び北陸地方で3月上旬から中旬、甲信地方で3月上旬から下旬、東北地方では3月下旬から4月上旬にピークになる見込みです。

(4)今後の予定について
・花粉飛散の終息予測等を4月下旬頃に発表する予定です。

注1:

東北地方:福島県、山形県、秋田県、宮城県、岩手県、青森県
関東地方:神奈川県、東京都、千葉県、埼玉県、群馬県、栃木県、茨城県
甲信地方:長野県、山梨県
北陸地方:福井県、石川県、富山県、新潟県
東海地方:三重県、愛知県、岐阜県、静岡県
近畿地方:兵庫県、大阪府、京都府、奈良県、和歌山県、滋賀県
中国地方:山口県、広島県、岡山県、島根県、鳥取県
四国地方:香川県、徳島県、愛媛県、高知県
九州地方:福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県

注2:

例年比または前シーズン比が、50%未満:少ない、50%以上~80%未満:やや少ない、80%以上~120%未満:並、120%以上~150%未満:やや多い、150%以上~180%未満:多い、180%以上:かなり多い、としている。

1.概要

環境省では、花粉症に関する調査研究の一環として、平成16年度から花粉飛散予測に関する調査研究※1を行っています。平成26年12月に平成27年春における花粉総飛散量及び飛散開始時期の予測(第1報)を取りまとめたところですが、今般、スギ林雄花の調査結果※2及び最新の気象情報等を踏まえた第2報を取りまとめましたので公表いたします。

※1 平成26年度花粉症に関する調査・検討業務(請負先;NPO法人花粉情報協会)
※2 環境省「平成26年度花粉症に関する調査・検討業務」及び林野庁「平成26年度森林環境保全総合対策事業」

2.平成27年春のスギ・ヒノキ花粉総飛散量の予測について(参考資料1)

春に飛散するスギ及びヒノキ花粉の数は前年夏(6月~8月、特に7月上旬~8月中旬)の気象条件に大きな影響を受け、日照時間が多く気温が高い夏は、翌年春の花粉飛散量が多くなります。また、少量飛散年の翌年は花粉の量が増加するという傾向が見られます。これらの状況を踏まえ、平成27年春のスギ・ヒノキ花粉の総飛散量を予測しました。

第1報の予測に比べ、東北地方から中国地方にかけては飛散量がやや少なく予測され、四国と九州ではやや多く予測されていますが、全体的な傾向は第1報と同様です。

(1)前シーズンとの比較
  • ■平成26年の夏は東日本と北日本でスギやヒノキの雄花形成が多くなる気象条件になり、西日本では逆に雄花形成が少ない気象条件になりました。また、平成26年春は、東北地方から関東地方、東海地方で少量飛散、四国地方及び九州地方で大量飛散年になっています。
  • ■これらを踏まえると、東北地方、関東地方、甲信地方、北陸地方及び東海地方では花粉量がかなり多くなる見込みです。また、近畿地方及び中国地方では並かやや多くなると予測されています。一方で、四国地方及び九州地方では少なくなると予測されています。

(2)例年(過去10年間の平均)との比較
  • ■例年との比較では、近畿地方、中国地方、四国地方及び九州地方では並みかやや少なくなりますが、東北地方、関東地方、北陸地方及び東海地方は例年よりもやや多くなると予測されます。甲信地方は概ね例年並みになると予測されています。
3.平成27年春のスギ花粉飛散開始時期予測について(参考資料2)

スギ花粉を放出する雄花は、11月、12月の低温が厳しいほど、また、1月、2月の気温が高いほど開花が早まります。このことから、気象庁発表の1月14日までの気温実況値及び1月16日発表の1ヶ月予報を参考に、スギの花粉飛散開始について、以下のとおり予測しました。

第2報では、第1報と大きな変更はありません。

  • ■平成26年11月の気温は全国的に平年よりやや高くなり、12月は全国的に平年よりやや低くなりました。また、平成27年1月前半の気温は北陸から九州は平年並みかやや低く、関東から北は平年並みかやや高くなりました。
  • ■平成27年1月中旬以降、2月上旬にかけての気温は全国的にほぼ平年並みかやや高くなると予測されています。
  • ■これらを踏まえると、平成26年春との比較では、関東地方及び東海地方の太平洋側並びに、四国地方及び九州地方では遅く、その他の地方は同様かやや早くなると予測されていますが、全国的にほぼ例年並みになる見込みです。
4.平成27年春のスギ・ヒノキ花粉飛散ピーク時期予測について(参考資料3)

各地点で予測されるスギ・ヒノキの花粉総飛散数、花粉の平均的な飛散量の変化、及び気象庁の季節予報を参考として、花粉飛散が多くなる期間の予測を行いました。なお、本予測は、スギ及びヒノキ花粉を合わせた予測結果としています。

  • ■スギ・ヒノキ花粉の飛散が最も多くなるピーク時期は、九州地方では2月下旬、四国地方、中国地方、近畿地方、東海地方、関東地方及び北陸地方で3月上旬から中旬、甲信地方で3月上旬から下旬、東北地方では3月下旬から4月上旬にピークになる見込みです。このピークの前後10日から20日の間も花粉量がかなり多いので注意が必要です。
5.花粉症予防対策について

花粉のばく露を避けるための基本的な対策には、以下のものが挙げられます。

  • ・マスク、メガネを着用する。特にマスク内側に当てガーゼ等を付けると効果が高い。
  • ・換気時にはレースのカーテン等で遮るとともに、開窓を10cm程度にとどめる。
  • ・掃除はこまめに行い、掃除機の使用だけでなく、濡れ雑巾やモップによる清掃を行う。
  • ・洗濯物は屋内に干す。
  • ・衣類の素材は羊毛や毛織物は避け、ポリエステルや綿製品で起毛のないものを着用する。

上記については、花粉症に係る各種関連情報を紹介する「花粉症環境保健マニュアル2014」(http://www.env.go.jp/chemi/anzen/kafun/manual.html)で、より詳しい内容がご覧いただけます。

6.その他
(1)本予測(第2報)に関する留意事項

本予測(第2報)は、現時点で得られた気象データ、気象庁の季節予報、前年のスギ・ヒノキ花粉飛散量及びスギ林の雄花調査結果等を踏まえて作成されたものです。今後は、花粉飛散の終息予測等を4月下旬頃に発表する予定です。なお、気象条件の変化等により、本予測(第2報)が大きく変更される場合には、花粉飛散予測(第3報)を公表する場合があります。

(2)平成27年春シーズンの対応

環境省では、平成27年春シーズンにおいても、花粉の総飛散量等の予測及び観測を行い、「スギ花粉飛散開始マップ」により、都道府県毎の飛散開始日情報を順次提供します。また、リアルタイムの花粉の飛散状況については、「花粉観測システム(愛称:はなこさん)」により、情報を提供します(2月初旬より提供予定)。上記の情報は、環境省ホームページ上にて公開し、順次、更新していく予定です。

環境省花粉情報サイト:http://www.env.go.jp/chemi/anzen/kafun/index.html

【本件発表に係る詳細についての問合せ先】

■スギ・ヒノキ花粉飛散予測(スギ及びヒノキ雄花花芽調査含む)に関すること

NPO法人花粉情報協会 連絡先:047-475-7116 担当:佐橋

添付資料

連絡先
環境省総合環境政策局環境保健部環境安全課
代表  :03-3581-3351
直通  :03-5521-8261
課長   森下 哲 (内6350)
課長補佐 加藤 拓馬(内6365)
担当   三浦 徹 (内6355)

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