INITIATIVE OVERVIEW

取組概要

INITIATIVE OVERVIEW

第9回グッドライフアワード

世界文化遺産 姫路城 中曲輪バタフライガーデン創造事業

兵庫県姫路市白鷺小中学校

活動拠点:兵庫県姫路市

WEB: https://www.city.himeji.lg.jp/school/0000002971.html

Facebook: https://www.facebook.com/nakakuruwaBG/

取組の紹介

主に世界文化遺産姫路城中曲輪エリアにおいて、かつてはお城の周辺を飛び交っていたといわれている市蝶ジャコウアゲハの生育環境の保全を通じて、学校・地域・企業・諸団体が協働して活動することで、子どもたちへの体験的な教育活動・地域の環境保全・地域活性化及び地域づくり・地域の歴史文化の伝承・新しい観光資源化を目指す取り組みである。 姫路城周辺ではほとんど見かけることがなかったジャコウアゲハであったが生育環境を保全する活動の成果が出て、2021年春には白鷺小中学校を中心とした姫路城の南部エリアをジャコウアゲハが飛び交い始めた。姫路城の周辺にも食草ポイントを設置し、大きなビオトープ形成することができた。

プロジェクトが目指している事、今後やりたい事

アフターコロナを見据え、既設置エリアの食草・蜜源植物の充実や、外曲輪エリアへの食草スポット設置と情報発信などの広報活動を予定している。

プロフィール

姫路市立白鷺小中学校は2018年4月に白鷺小学校・白鷺中学校が統合し、兵庫県管理下初の義務教育学校として9年制の新たな学校としてスタートを切った。同時にコミュニティ・スクールとなり、地域・PTAと協働し、地域の特性を生かしながら子どもたちの教育活動を充実させていく体制が整ってきた。白鷺学校運営協議会を学校の代表、校区(自治会)の代表、PTAの代表で組織し協働しながら、姫路市の小中一貫教育のモデル校として取り組んでいる。 本校は世界文化遺産 国宝 姫路城の眼前にある。学校の敷地は文化財保護のための国の特別史跡にも指定されており、本来なら学校周辺を年間100万人以上の観光客が姫路城散策を楽しみながら観光を行っている。姫路市は日帰りの観光客が多く、滞在型観光地への転換が課題であった。そこで学校を核として子どもたちが環境教育と地域活性化を行えるように、地域を巻き込みながら姫路城を中心とした大きなビオトープ(バタフライガーデン)を創造することになった。

第9回グッドライフアワード 受賞者一覧