INITIATIVE OVERVIEW
第9回グッドライフアワード
岐阜県飛騨市
ヒダスケ!は、飛騨市民の「困りごと」と参加者の「お助け」が循環することで、地域との交流と支えあいを創出するプロジェクトです。飛騨市と関わりたい人を増やすことで、人口減少が進行するまちでも適切な規模で交流が生まれる、まちのハブとして機能しています。参加者には、主催者の創意工夫で用意する野菜等のお礼や電子地域通貨「さるぼぼコイン」を使った「オカエシ」を用意するなどして地域経済の一助にもなっています。
2020年4月から「ヒダスケ!」の運用をスタートし、約1年半で77のプログラムを開催。延べ600名を超える参加者が飛騨市と関わりを持ちました。高齢化で困難になった景観保全の活動や農業の担い手不足解消の一助になっています。ヒダスケ!をきっかけに、飛騨市への来訪者が増えたり、プログラムを超えた副次的な交流が生まれています。
他地域でも展開可能な事業モデルのため、当活動を広く展開していきたい。地域内外の人の交流から生み出す支えあいにフォーカスし、人口減少下における課題解決に挑戦していきます。
平成16年2月1日に、古川町、河合村、宮川村、神岡町の2町2村が合併し、飛騨市が誕生。岐阜県の最北端に位置し、飛騨山脈などの山々に囲まれ、四季の移り変わりを肌で感じることができ、とても自然に恵まれた地域です。
全国に先駆けた「人口減少先進地」である飛騨市では、人口減少に伴う課題が次々と出ています。地域活力を維持するために『地域外の人との交流』をポイントに事業を開始しました。