取組の紹介

日本テレビの番組「所さんの目がテン！」では、2015年1月から、里山再生をテーマにした「かがくの里」というシリーズ企画を６０回以上放送しています。荒れた土地を科学の力で再生させるため、農業・林業・養殖業など、様々な分野の大学研究者と、地元の方々の協力を得て、持続可能な資源の活用法などに関する様々な実験を行い、幅広い世代に発信しています。 「かがくの里」の土地は、人の手が離れて荒れた森に囲まれ、農業に向かない土地でした。そこを、森林の間伐や土壌の改良、農薬を使わない農法など、人が適切に管理することで徐々に再生し、絶滅危惧種の「タガメ」が現れ、「ニホンウナギの養殖」にも成功しました。こうした里山と生物多様性の関係を発信し、毎回同時間帯で民放トップの視聴率を獲得しています。

プロジェクトが目指している事、今後やりたい事

今後は「ウナギの養殖実験」をさらに拡充していくほかニホンミツバチの養蜂やフクロウの呼び寄せなど、より生物多様性を高める取り組みを行っていきます。

プロフィール

1989年10月1日に放送を開始し、今年で30周年を迎えた科学情報バラエティー番組。 所ジョージをMCとして、毎回１つのテーマを「科学」の力で検証＆解明する、日曜日の朝に子どもから大人まで世代を問わずに楽しめる、日本テレビが青少年向け番組（青少年の意識や理解力を高め、情操を豊かにする）に指定しているプログラムです。 過去には、科学放送賞（高柳賞）科学放送奨励賞（１９９０・１９９５年）、全日本テレビ番組制作社連盟（ATP）優秀番組賞（１９９０年）、厚生省中央福祉審議会特別推薦文化財に認定（１９９４年）されました。 毎回多くの研究者の方々の協力を得て放送を続けています。