INITIATIVE OVERVIEW

取組概要

INITIATIVE OVERVIEW

第8回グッドライフアワード

都市の空に緑を広げるスマート農業

国立大学法人電気通信大学

活動拠点:東京都調布市

WEB: http://satoh.cs.uec.ac.jp/ja/research/hydroponics/index.html

取組の紹介

IoT技術を導入した水耕栽培システを開発し,土地の限られた都市のビルの屋上やベランダを利用して,無農薬で本格的な果菜類の栽培が可能な緑のスペースを拡げている.農作物の生産としての農業ではなく,子どもから大人まで植物を育てながら学び,楽しみ,人々のコミュニケーションの和がつながる農のエンターテインメント化を進めている, 大学の屋上施設の他,調布を中心に小学校,病院,商業施設,個人宅などに,これまで20近くの施設を運営してきた.国内外の中高生への課外授業,親子での収穫祭やバーベキューイベントの開催,児童への食育,医農連携と癒しの空間の創出,収穫した果物や野菜の子ども食堂への提供,洋菓子店やレストランでの地産地消など,地域活性化に貢献している.

プロジェクトが目指している事、今後やりたい事

生物多様性を有した持続可能な都市の実現への貢献に向けて,IoTとAI技術を活用しながら都市農業と都市養蜂を融合するステムの開発と普及を進めていきたい.

プロフィール

電気通信大学は1918年に創設された「社団法人電信協会管理無線電信講習所」を起源とし, 1948年に文部省に移管し,1949年に新制「電気通信大学」となる.2004年に国立大学法人化され,現在に至る.情報,通信及び関連する諸領域の科学技術に関する教育研究を行い,人類の未来を担う人材の育成と学術の研究を通じた文化の発展への貢献を目的としている.学生数3,229,教職員数624(2020年5月1日現在) 佐藤証研究室は2013年4月に開室され,担当教官の企業や国立研究機関での電子回路の研究開発の知見と技術を基に,ICカードの物理セキュリティ評価の国際標準化,センサやIoTデバイスを応用した都市農業・都市養蜂などの研究を進めている.教員1名学生3名で,調布市を中心に複数の水耕栽培施設を運営している.

第8回グッドライフアワード 受賞者一覧