INITIATIVE OVERVIEW

取組概要

INITIATIVE OVERVIEW

第7回グッドライフアワード

SDGs目標推進事業 未来のこどもたちのために環境・農業・福祉と地域をつないだ助け合い循環システム

特定非営利活動法人 よか隊

活動拠点:福岡県筑紫野市 福岡県糟屋郡宇美町

WEB:http://yomigaeru.net/

取組の紹介

平成23年12月より、生ごみを堆肥にし、ごみ減量化やCO2排出削減を行い、その堆肥を使って無農薬・無化学肥料の有機野菜を栽培、その出来た野菜を活用したレストランを2店舗運営し、その活動を障がい者就労支援事業(雇用型)で行っています。 年々野菜の収穫量が増え、平成27年7月より筑紫野市にて毎週木曜日17時から20時まで「こども食堂」を開設し現在、「みんなの食堂」に名前を変え、誰でも利用できるコミュニティ食堂として毎週活動しております。 みんなの食堂では、大人も子どももお手伝いすると食事が無料になり、食事のみだと300円頂きそれが運営費になっています。地域の方とのふれあいの場として、子育ての相談や不登校や引きこもりの相談もあり、食を通して人が繋がり支えあう持続可能な取り組みを行っております。

活動のきっかけは?

子どもから、「学校で循環型社会の取り組みが必要だと言われているけど、何故出来ていないの?」と聞かれ、このままだと地球の温暖化が進み、異常気象も増えてきている現在に子どもや孫に何もしないで見過ごす事は出来ないと感じ、未来の子供たちのために循環型社会に向けて少しでも進めて行きたいと考えました。

問題解決のために取り組んだ方法

環境・農業・福祉と地域コミュニティを繋ぐ事で、SDGsの目標の取り組みにも深く関わることが出来ます。そのノウハウを各地域に広げることが、持続可能な社会が構築されていくと考えています。 食品ロスの問題やCO2排出削減など、生ゴミが堆肥となることで、環境にも良いし安心安全な食の確保が出来る事は、将来に対しての不安の軽減になり、それに障がい者の雇用の増加としての農福連携事業の推進、農業人口の高齢化の問題や自給率の低下などの解決策が見えてきます。  独りでは生き難い社会が、みんなで力を合わせることで、持続可能な社会を目指し、支え合う社会こそが今必要だと感じています。

プロジェクトが目指している事、今後やりたい事

環境・農業・福祉と地域コミュニティを繋ぐノウハウを全国の福祉事業に興味がある企業に広め、地域での必要な循環のコーディネートをしながら、循環型社会に向けた取り組みを全国に進めてまいりたいと考えます。 持続可能な社会はコーディネートが重要だと思っています。地域によっては、他分野の事業所との繋がりは大切です。 これからも未来の子供たちのために貧困をなくして、持続可能な社会を目指して行きたいと思います。

プロフィール

よか隊は、「みんなのいのち繋がっていこう」と生物多様性を基に、自然との調和を軸に持続可能な社会を目指し、2002年に設立。夢がもてない子供達に地域の大人との交流やワークショップ「夢応援プロジェクト」やCO2排出削減として生ゴミ堆肥化「生ごみリサイクル」や「食育事業」を行い、現在、環境・福祉・農業を繋いだ循環実践事業を主に「生命環境循環プロジェクト」を障害者の活躍の場として現在28人の雇用を創出。

第7回グッドライフアワード 受賞者一覧