INITIATIVE OVERVIEW

取組概要

INITIATIVE OVERVIEW

第7回グッドライフアワード

発電者と消費者、自然エネルギーと消費地をつなぐ「顔の見える電力」

★★★

活動拠点:東京都世田谷区

WEB:https://minden.co.jp/

Facebook: https://www.facebook.com/enetomo

取組の紹介

みんな電力は、電気代の一部を消費者自身が選んだ発電所に寄付できる「応援」の仕組みや、ブロックチェーンで電力のトレーサビリティを証明するシステム「ENECTION2.0」によって、地域や企業の再生可能エネルギー発電所を紐づけして供給を行うトラッキングシステムをつくり、供給電源の内容を発電所レベルまで透明化した「顔の見える電力」というサービスを提供しています。 「顔の見える電力」を利用することで、電気代を払う先が明確化されます。たとえば母校で作られた電気に電気代を払うことで、後輩の育成に貢献することができます。また、燃料を使わない再生可能エネルギーに電気代を払うことで、日本国内でお金を還流させることができます。 弊社は、安さや環境価値と異なる、選択の自由という新たな電力の価値を創造することで再生可能エネルギーの振興に努めるとともに、電力の売買を通し生産者と消費者が繋がる「顔の見えるライフスタイル」を提案していきます。

活動のきっかけは?

弊社代表の大石が家に帰る電車の中で携帯の充電を切らしそうになった時、目の前の席の美女が持っていたソーラーキーホルダーから電気を200円で買いたいと思ったことで、電気は誰でも作り、売買できることを発見しました。それをきっかけに、みんなが電気を創って売る仕組みがあれば、生活の根幹である電力という財が分配されて日本が元気になると考えて起業し、2016年電力小売りが自由化されてすぐ電力小売りに参入しました。

問題解決のために取り組んだ方法

ドラマを観ているテレビの電気が、おばあちゃんが住む長野県の川から生まれた電気だったら。 SNSをしているスマホの電気が、福島県の復興につながる電気だったら。 毎日、自分を照らしてくれている照明の電気が、大好きなあの人が作った電気だったら。 私たちの生活は、もっと楽しく、豊かになるのではないか。その想いを元に誕生したのが、電力の生産者がわかり、そのストーリーを感じることができる、世界でも類例のない電力小売サービス「顔の見える電力」です。 多くの想いを持った人がみんなで電気を作り、みんなが想いを持って電気を選べば、日本の電力を、世界の電力を変えることができます。 みんな電力は、ブロックチェーンを使った消費者と発電家のマッチングや発電所に応援金を支払える仕組みにより電力の生産者を明らかにし、使っている電気の生産者とストーリーがわかる電力小売りサービスを提供することで「顔の見える電力」の普及に努めています。

プロジェクトが目指している事、今後やりたい事

電力という財の再分配を進めるため、「顔の見える電力」サービスの拡大を進めていきます。 将来的には個人向けにもENECTION2.0を導入し、家庭で発電された電力でも生産者のわかる形で売買できる仕組みを作ることで、「顔の見える電力」をもっと身近なものにします。 また、ソーシャルアップデートを柱とした「顔の見えるライフスタイル」を広めるため、資本提携している丸井グループ、TBS、電通とともに、ブロックチェーンで種のトレーサビリティを証明した農業事業なども新しく行っていきます。

プロフィール

世田谷区を拠点に、「おもしろくて、もうかる仕事しかしない」をモットーとして「顔の見えるでんき」を広めるために活動している電力会社です。2011年創業、資本金1億円(資本準備金8億4320万円)、従業員は70人ほど。個人向け、法人向けの電力小売りのほか、電源調達、新電力へのプラットフォーム提供、発電所O&Mなども行い、ブロックチェーンなどの新技術も用いて志ある再生可能エネルギー生産者と消費者をマッチングしています。

第7回グッドライフアワード 受賞者一覧