INITIATIVE OVERVIEW

取組概要

INITIATIVE OVERVIEW

第6回グッドライフアワード

楽しくたくましく、レスキューでつなぐ循環社会

株式会社 ReBuilding Center JAPAN

活動拠点:長野県諏訪市

WEB: http://rebuildingcenter.jp/

Facebook: https://www.facebook.com/ReBuildingCenterJAPAN/

取組の紹介

わたしたちは、次の世代につなげていきたいものや文化をすくいあげ、楽しくたくましく生きていける社会を創造する活動をしています。 代表的な取り組みとして、解体されてしまう建物から建具や古材をレスキューし、 店舗での販売を通して次の担い手に届ける活動があります。一度役目を終えてしまったものでも、誰かにとっては価値のあるもの。そういったものや文化を伝えていくことが、「ReBuild New Culture」を理念に掲げるわたしたちの使命です。 農作物のレスキューや、断熱エコハウスリノベーションなど、現在取り組んでいる事業は、どれも環境課題につながるものです。 「古いものを大切にする文化」 「壊れたら、直して使う文化」 「自分なりの理由をもって、選んでいく文化」 「先人の知恵と、現代のテクノロジーを活かす文化」 こういった未来を再構築していくことで、環境負荷の低い持続可能な社会をつくっていきます。

活動のきっかけは?

日本各地でリノベーションの仕事をする中で、地域が抱える空き家問題や人口減少、建築物の解体に伴う産業廃棄物量の増加などの社会課題が見えてきました。 これらの課題へのアプローチについて考えていたとき、アメリカにある「ReBuilding Center」が実践してきた新しい古材屋のあり方に触れ感銘を受け、日本でも廃棄される資源の循環を目指そうと、事業を開始しました。

問題解決のために取り組んだ方法

わたしたちが目指す未来は、「役目を終えたものや文化の価値に気づき、資源として再び利用される社会」です。そのままだと現代の暮らしに使いづらいものは新しい用途を提案し、規格から外れてしまった農作物などは、本質的な価値を正しく伝える。そうしていくことで、捨てられていくものや、忘れられていく文化を見直し、再び誰かの役に立つことができると信じています。 店舗には、一般の方にも入りやすいようにカフェを併設しています。古材を使うのは特別な人だけ、というイメージを払拭し、より多くの人に私たちの理念を感じてもらうことが目的です。また、その先には、DIYをテーマにしたワークショップや、スタッフと一緒にレスキュー活動を行うサポーターズ制度を用意しています。 このように、リサイクルを通して環境負荷を減らすだけでなく、自分の手を動かしてつくる人を増やしていくことも、私たちの大切な活動のひとつです。

プロジェクトが目指している事、今後やりたい事

住まいの環境負荷を下げることを目的として、住宅ストックを活用し「HEAT20 G2クラス」の断熱改修に着手しています。断熱改修を行うことで住まいにかかるエネルギー量を減らし、寒いことが当たり前だった中古住宅に価値をつけて、あたらしい住まいの選択肢にしていきます。 断熱改修を施すことが家自体のレスキューになると捉え、レスキュー総量の増加に繋がるため、今後の事業の柱のひとつとして位置付けています。

プロフィール

リビルディングセンタージャパンは、長野県諏訪市にある建築建材のリサイクルショップです。 主に、解体される建物から古材や古道具などレスキューし、次の世代につなげる活動を行なっています。 古材の販売だけでなく、その文化を広めるための商品開発や、設計事務所としての空間デザイン、共感できる作家さんとの企画展なども行なっています。 2018年から、環境負荷を下げる断熱エコハウスリノベーションにも着手し始めました。

第6回グッドライフアワード 受賞者一覧