INITIATIVE OVERVIEW

取組概要

INITIATIVE OVERVIEW

第6回グッドライフアワード

舟橋村 園むすびプロジェクト

舟橋村 園むすびプロジェクト (金岡造園・柴崎造園・福田園 建設共同企業体)

活動拠点:富山県舟橋村

WEB: http://enmusubi-funahashi.com/

Facebook: : https://www.facebook.com/funahashi.enmusubi/

取組の紹介

日本一ちっちゃな村「舟橋村」の中心部に位置する「京坪川河川公園(愛称:オレンジパーク)」は、刈り揃えられた芝生が広がる美しい公園。しかし、そこに人の姿はありませんでした。 造園業の力で、人が集い、地域に必要とされる公園に変えようと「園むすびプロジェクト」が誕生。特徴的なのは、人口減少という国内全ての行政・企業が直面している地方創生の問題に対し、公園が人口減少を歯止めする“場”“拠点”となることを目標に掲げ(=コミットし)、新たな公園の役割創造に対して挑戦しています。 そして主役は10名の小学生「こども公園部長」。公園の遊び方を考え、子ども達の手で作ります。目指すは、「人が集まり、遊びに来た人が仲良しになっちゃう公園」。子どもが村の未来を考えて動いていくのです。本年から月1回イベント「月イチ園むすび」も開催。 このプロジェクトは、「公園」という環境を最大限利用したSDGsプロジェクトです。

活動のきっかけは?

舟橋村は人口約3千人、約3.47k㎡の日本一小さな村。30年で人口が倍増。しかし人口減少・急激な少子高齢化が予測され、H27年に地方創生総合戦略策定し、人と人の繋がり「地域共助体制の強化」が重要であると結論。子育て世代の転入促進・出生率の向上などのKPIを設定。 本プロジェクトはKPI達成へ向け、地域課題に立ち向かい、人のいない公園が「コミュニティが醸成できる場」になれるようにスタートしました。

問題解決のために取り組んだ方法

目指すは、途絶えることのない継続した想いと体制作りです。 そして「公園があるから住みたい」という地方創生に繋がる公園づくりです。 将来に想いをつなげ、環境を守っていくために、子どもや親などのつながりを結ぶきっかけづくりが必要だと考え、こどもを主役としました。こども公園部長の特徴は、意見をもらうだけではなく、こどもたちが企画から資金調達、運営、管理までを担っている点。「一緒に遊びたくなって、いつの間にか仲良しになっちゃう公園」を目指し、設計図を完成。その実現のために、こどもたちの発案で始まったのがクラウドファンディング。全国各地100名以上の方から支援を得ました。現在、支援した人がこの公園に関心を抱き、自分が関わった公園として愛着をもって子どもたちの公園づくりを見守り、まちに関心を寄せています。 また、母親数名をスタッフで雇用。皆が関わる公園作りのため「月イチ園むすび」を旬な活動へと成長させています。

プロジェクトが目指している事、今後やりたい事

今後、公園傍に住環境整備も開始。公園ルールをこどもたち主体で決め、人のつながりだけでなく、環境を守る取り組みも進めていきます。 こども公園部長も3代目とつなげていき、未来へ残る人づくり・環境づくりを推進。公園横の保育園・学校等とともに、企業・行政・住民・NPOが今まで以上に連携し、公園の価値を高めていきます。 「公園に関わりたい。手伝いたい。」という人を増やしていき、楽しみながら、活動を続けていきます。

プロフィール

他にはない遊具や仕掛けがある公園。誰かを笑顔にして、自分も笑顔になる公園。 遊びに来た人がいつの間にか仲良しになっちゃう公園。みんなが自然や環境を大事に、育てていく公園。 3千人の舟橋村民はもちろん、遊びに来た人はみんな‟ともだち”になっちゃう、 そんな「日本一たのしい公園」へ。 こども公園部長たちといっしょに、日本一たのしい!と自慢できる公園を 本気で作っている、公園の園でつながった園むすびプロジェクト。

第6回グッドライフアワード 受賞者一覧