INITIATIVE OVERVIEW

取組概要

INITIATIVE OVERVIEW

第3回グッドライフアワード

みなと環境にやさしい事業者会議

みなと環境にやさしい事業者会議

活動拠点:東京都港区

WEB: http://mecc-minato.net/

取組の紹介

港区で事業活動を行う事業者57社(H27.9月末現在)が集まり、環境に関する様々な取組を行っています。
六本木ヒルズで開催する「企業と環境展」や夏季の「打ち水大作戦」、総勢300人以上での清掃ボランティア「クリーンアップ大作戦」、拾ったごみの質と量をポイントで競い合う「スポーツGOMI拾い」等、年間を通じて積極的に活動しています。 特に「企業と環境展」の高校生ラジオCMコンテストや大学生ビジネスアイディアコンテストでは、学生への指導や審査、受賞者へのフォロー等を会員事業者が行っています。高校生の最優秀作品は、会員事業者の協力により、実際にラジオCMを製作し、ラジオ局で放送しました。
また、環境分野に関する最新の情報を収集できるセミナーや最新の環境配慮型施設等を見学するエコツアー、エコバザーの売上による区立保育園への積み木の寄贈など、事業者・区民・区が連携した様々な活動に取り組んでいます。

活動のきっかけは?

地球温暖化対策は喫緊の課題であり、温室効果ガスの低減に向けた取組を社会全体で進めていくことが急務となっています。特に港区は、多くの人、物、情報が集まり、活動する中で、多くの二酸化炭素を排出しています。こうした中、企業が集中する港区の特長を生かし、事業者が同じ目線で、区民とともに協働して環境問題の解決に向け取り組む場を創出しようという気運が高まりました。

問題解決のために取り組んだ方法

セミナーやエコツアーを通じて、会員事業者のCSR担当者の知識習得や担当者間の情報交換の場を提供することで、個々の会員事業者の環境活動の活性化を促しています。また、会員事業者が持つ資源を有機的に連携させ、区民が楽しみながら環境について学び・考える場として「企業と環境展」や「打ち水大作戦」、「スポーツGOMI拾い」を開催することで、個々の会員事業者の環境に関する取組を、港区全体に波及させています。

今までの成功のポイントは?

単独の事業者だけではなく、業種も立場も異なる様々な事業者が集い、事業者・区民・区が連携した新たな協働の場の確立という、全国的にも類を見ない取組であること。
様々な業種の事業者や団体が集まり、各事業者等の専門分野を生かし役割分担することで、様々なイベント等を実施することができること。
日本経済の中心に位置する港区は、環境問題や社会貢献に力を入れている日本有数の様々な業種の事業者が集まっているため、企業のCSR担当者のレベルが非常に高く、活気に溢れていること。

プロジェクトが目指している事、今後やりたい事

港区は全国的に人口が減少する中、全世代で増加しています。また、国家戦略特区の区域指定や2020年東京オリンピックの開催等により、経済活動の活性化、国内外からの観光客の増加に伴い、環境負荷の増大が懸念されています。
この10年間の活動実績を踏まえ、これまで以上に「港区」に関わる多くの事業者に本会議の設立趣旨に賛同いただき、港区から全国に向けて先駆的な取組を発信していきたいと考えています。

プロフィール

みなと環境にやさしい事業者会議は、「企業や各種団体の本部機能が集中している」という港区の特長を生かして、事業者と区民と区が連携することで、新しい協働の場を確立し、環境保全活動に取り組んでいる任意団体です。施設内が木の温もりで包まれた港区立エコプラザに事務室を設け、日々活動しています。平成18年5月に設立され、今年で10年目を迎えました。会員事業者数は57社です。(H27.9月末現在)

実行委員会からのコメント

事業者57社、区民、学生、行政が連携し、様々なアイデアを出し合いながら活動している素晴らしい取組です。今後、オリンピックなど日本の中心として注目が集まる港区で、今後も取組を活性化していただき、都市部における取組のフロントランナーとして更に飛躍することを期待しております。

第3回グッドライフアワード 受賞者一覧