INITIATIVE OVERVIEW
第3回グッドライフアワード
NPO法人グラウンドワーク笠間
設立当初は「シニアが輝いて活躍できるステージ作り」からスタートしました。3年が経過し、組織の持続と継承のために、老若男女の「多世代交流の組織」に舵を切りました。インターンシップの受入れや「農業の協働」等の取組みにより、2015年4月には「茨城大学」新卒女性1名を専任スタッフとして採用しました。
「大きな事業展開と大きな社会貢献」をスローガンに掲げ3つの柱で事業展開をしております。
①農業6次産業化への取組み ②コミュニティカフェの運営 ③社会貢献活動の推進
2014年度は、売上高=1千万円、収益=15万円 の業績でした。
当初は、給与ゼロのボランティアからスタートしましたが、2014年度は人件費=2百万円の支払ができるようになりました。但し、時給ベースではą250~300程度で極めて些少です。給与の2~3倍化が急務です。「年金+1」で2から3万円のお小遣いが稼げるNPOになりたいです。少子高齢化社会の加速により日本の年金生活者は近い将来「肩車型」(若い人1人に年寄り1人が支えられる)になると言われております。一方、60才以上のシニアはまだまだ元気で輝いて活躍できるステージを熱望しております。そこで「社会貢献と自立」を主眼にシニア主体のNPO法人グラウンドワーク笠間を設立しました。
シニアが家にこもらないで外にでて活躍できるステージ作りに傾注しました。
①耕作放棄地活用(約2000坪)による「環境に優しい農業」の推進
当初はシニア主体で「ゆるやかな農業」に取組みましたが、本年4月から「茨城大学」との「協働」に舵を切りました。
②「コミュニティカフェ」の運営
「グランパとグランマのお店」の運営を通して多様な人が「あつまり~まじわり~つながる」ステージ作りに傾注。
③「社会貢献活動」の展開
地元の様々なイベントにテントショップをオープンし「まちおこしと賑わい創出」に貢献。
農業やカフェの運営により多世代が参画する「ステージ(場)作り」が奏功したと考えます。
シニア主体の活動から老若男女がかかわる「多世代交流」に舵を切ったことにより組織に元気が復活しました。
組織持続のために「収益事業」(カフェやイベント参加)にも着手したことが大きなポイントかと自負しております。
組織の持続・継承のためにコミュニティビジネスに取組むスタンスです。
具体的には、自社(NPO)商品開発に取組む計画です。 笠間市は日本一の「栗」の産地であります。豚に「栗」を食べさせた「マロンポーク(栗豚)」は肉質が柔らかく甘いので「イベリコ豚」に負けないブランド豚です。この「マロンポーク」を使った「マロンポークメンチカツ」(冷凍食品)と「笠間野菜とマロンポークのごろごろカレー」(レトルト食品)を開発する計画でスタートを切りました。・設立=2012年3月NPO認証
2011年11月~3人で準備スタート
・所在地=茨城県笠間市笠間2247-1
・会員数=74名(内、スタッフ34名)
・平均年齢≒68才(最高齢=75才 最年少=22才)
・キーワード 地域の未来に笑顔の種をまこう!
今後の持続可能な地域づくりのためには、シニアの方々の力なくしては成り立っていかないと思います。そんな中で、地域のために立ち上がったこと、そしてなにより、組織が活発化するために多世代での活動、協力に舵を切ったことが評価出来ます。カフェの運営や耕作放棄地の活用などにより、更に交流の輪を広げていっていただきたいです。