INITIATIVE OVERVIEW

取組概要

INITIATIVE OVERVIEW

第2回グッドライフアワード

北加賀屋みんなのうえん

NPO法人Co.to.hana

活動拠点:大阪府大阪市

WEB: http://minnanouen.jp/

Facebook: https://www.facebook.com/minnanouen?ref=hl

取組の紹介

「北加賀屋みんなのうえん」とは、北加賀屋のまちなかにある空き地を使って、「みんなが力を合わせて育てていく農園」です。農や料理、ものづくりの専門家と連携しながら、空き地の状態からみんなで農園をつくってきました。
世代や所属を超えた人同士がチームとなり、試行錯誤をしながら農に挑戦しています。農を通して人と人との交流を生み出しています。

活動のきっかけは?

北加賀屋地域は、工業の衰退による人工減少と少子高齢化に伴い、遊休地(空き地や空き家)の増加が進んでいます。また、若い世代が地域コミュニティに入りづらい現状があり、全住民に対してオープンで、協働して住み良い地域を創っていくコミュニティづくりや、地域の魅力を引き出して新住民を獲得することが必要でした。

問題解決のために取り組んだ方法

地域の不動産会社である千島土地株式会社、コミュニティデザインで地域を元気にしているスタジオLさんと協働して、遊休地を活用して農に取り組む「北加賀屋みんな農園」を始めました。世代や所属を超えた人が、自分達でルールをつくったり、試行錯誤しながら野菜を育てることで、人と人とのつながりの創出を目指してきました。
現在では農に留まらず、自主サークルも生まれ、チームを超えた交流の輪が広がっています。

今までの成功のポイントは?

昔、田舎から工業をしに出てきたお年寄りが、農園に野菜の育て方を教えに来たり、農園の参加者と手料理の交換を行なうなど、周辺の高齢者の楽しみの場となってきた。
参加者内で、メニュー開発をする「こんだて部」や、農園に石釜がほしいという発想から、石釜の設置計画を考え実際に作成する「石釜部」など、自主的に活動がどんどんと活発になってきた。
農や食の専門家との関係が深まり、地域内外から人が集まるイベントを開催している。

プロジェクトが目指している事、今後やりたい事

より多くの地域住民同士の交流を生むために、畑に隣接したサロンスペースでカフェを運営したいです。
敷地内でカフェを運営することにより、より地域に開いたスペースとなり、地域の方が気軽に立ち寄れる交流の場となればと考えています。

プロフィール

社会課題の解決にむけて取り組むデザイン事務所です。問題の本質を探り、分野に捕われないデザインで、コミュニティづくり、企業やNPO のブランディング、教育事業等を行っています。個人、団体、企業、行政など、多様な方々と力を合わせながら、社会課題の解決に向けて全国各地で取り組んでいます。

実行委員会からのコメント

農業体験と地域コミュニティの再生、遊休地の活用など、様々な社会問題に対して、多面的に対応しているプロジェクトであると感じました。野菜を育てることを通して、地域の人たちの交流が生まれ、そこから農業以外のプロジェクトが派生して生まれる好循環ができていると感じました。より多くの参加者を得ることで、たくさんの派生プロジェクトができ、もっとたくさんの人の参加を促し、循環の輪が大きくなっていくこと、期待しています。

第2回グッドライフアワード 受賞者一覧