INITIATIVE OVERVIEW

取組概要

INITIATIVE OVERVIEW

第2回グッドライフアワード

表浜BLUE WALK

虹のとびら 表浜ブルーウォークグループ

活動拠点:愛知県豊橋市および愛知県田原市

WEB:https://ameblo.jp/omotehamabluewalk/entry-12797767513.html

Facebook: http://www.facebook.com/omotehamabluewalk

取組の紹介

表浜BLUE WALK(以下,BWと呼ぶ.)は愛知県の南部に位置する「表浜海岸」約50kmを,楽しみながら,学びながら真夏に清掃する活動です.「環境ボランティアは大変!」そんなイメージを変えるため「楽しみながらボランティア活動」の先駆けとして,2007年の開催から8年間で延べ4,000人以上が参加してきました.BWでは地域の生物多様性や文化などを参加者と共有し,その価値が理解され,保全につながっていくことを目指しています.

活動のきっかけは?

きっかけは単純.表浜海岸に訪れたBWの創始者 山口清之が海岸ゴミで汚染された砂浜をみて「この砂浜をもっときれいにしたい!」と思ったこと.海にはたくさんの利用者がいましたが,当時は表浜で海岸清掃をしている団体はほとんどいませんでした.延長50kmもつながる長大な海岸線.1人の力は微力ではあるけど無力じゃない!環境問題に関心をもつ若者が少ない・・・では,どうしたら増やすことができるのか.そこがスタートでした.

問題解決のために取り組んだ方法

「辛い」より「楽しいボランティア」に参加したい人の方が多いはず.単なる海岸清掃じゃこれまでの活動と何も変わらない.そこで表浜地域とふれあいながらできるボランティア「表浜BW」が誕生しました.海岸清掃に以下を付加しました.1.地域の公民館等に宿泊2.地域の食べ物を味わう3.地域の若者スタッフによるワークショップ4.環境問題等の若手専門家を招聘した講演会やワールド・カフェによる参加者同士の意見交換等.

今までの成功のポイントは?

キーワードは「笑顔の中心に人は集まる」.目的は「海岸清掃」海岸清掃をエンターテイメントにするにはどうしたらいいのかといった考え方が第一にあること.それが成功の秘訣にあると考えています.
学生が企画するから学生が集まる!時代の流れは変わる.活動もその時代に合わせたメンバーが創る.企画・運営主体は学生スタッフが務めます.去年の参加者が今年の学生スタッフになるなど後継者も育っています.
BWは地域の皆さんの協力があってのもの.学生スタッフが中心となり沿岸地域の皆さんのお宅をまわって活動の理解や協力をお願いしてきたこともあり,資金,物資,等地域ぐるみで協力が得られ活動が継続しています.

プロジェクトが目指している事、今後やりたい事

私たちの活動に関わった参加者がBWに参加して感じた海岸ゴミや環境問題等を通じて自分たちのライフスタイルについて考えてもらえることを目指しています.私たちの活動の評価は,参加者数や回収した海岸ゴミの量で評価されがちです.でも,参加者が活動に参加し,暑い中大変な思いをして,その価値観に何らかの変化をもたらすことができればそれ以上のものはないと思っています.

プロフィール

【団体プロフィール】
団体名:虹のとびら
創 設:2007年3月
代表者:山口清之(ヤマグチ セイジ)
会員数:46名
愛知県豊橋市内の若者が中心となり創設された団体.
表浜BWの他に東日本大震災復旧支援活動などを行っている.
【プロジェクトリーダープロフィール】
山地佳奈 (ヤマジ カナ)
1993年7月24日生まれ.愛知県東海市在住.
愛知淑徳大学3年生.
2013年表浜BWに参加し,2014年はスタッフ,2015のプロジェクトリーダーを務める.

実行委員会からのコメント

参加者が企画を楽しみつつ、環境問題を学びながら、ボランティア活動を行っていることが活動を継続できている秘訣なのではないかと思います。また、大学生という若者がプロジェクトリーダーになっている点に好感が持てます。

第2回グッドライフアワード 受賞者一覧