INITIATIVE OVERVIEW

取組概要

INITIATIVE OVERVIEW

第2回グッドライフアワード

帰りたくなる。「おかえり」の待つ佐渡島へ。

早稲田大学学生環境NPO環境ロドリゲス REC

活動拠点:新潟県佐渡島

WEB:http://www.rodorigues.com/

Facebook:https://www.facebook.com/rodo.jp

取組の紹介

新潟県佐渡市の自然環境を活かした地域活性を目的として活動しています。

具体的には、大きく2つの活動をしています。

1つは佐渡旅という活動です。1年に1回首都圏を中心とした他校の学生と一緒に佐渡に行くツアーの企画・運営しています。佐渡旅では様々な地域にお世話になり、普通の旅行では出来ない活動をしてもらいます。 もう1つは地域活動です。島と羽二生という2つの集落にお世話になっており、この2集落に年3回程度赴き防波堤アートやビオトープ整備などの集落に根差した地域活性を行っています。

活動のきっかけは?

生物の多様性に富んでいる佐渡島は日本の縮図だといわれます。

しかし、そんな佐渡島もいくつかの環境問題を抱えています。その環境問題の根本的な原因は人出不足です。大学進学率の増加に伴い島外へ出ていく若者の増加に加え、観光客の大幅な減少によって観光業という雇用が減少し人出不足が深刻化しています。

以上のような現状を知り、佐渡島の豊かな自然を守るために学生の視点から地域活性をしたいという思いから始動しました。

問題解決のために取り組んだ方法

大きく2つの方法を行いました。

まず1つが佐渡旅の実施による自然に触れる機会を創出することです。都会育ちの若者は自然に触れる機会も少ないです。そのような若者に自然の魅力を伝えることで、自然の良さそして佐渡の良さを感じてもらいました。

もう1つは地域活動による集落の魅力の再認識と発信です。集落にある魅力に学生からの新しい視点を取り入れることで、集落の魅力をより魅力的なものにして発信しました。

今までの成功のポイントは?

昨年の佐渡旅2014では東京の大学生を中心に60名程度で4日間に渡り、5つの地域にお世話になりビオトープ整備や生き物調査や竹林整備、お祭りのお手伝いなどを行い、都心の学生に佐渡の良さを伝えられた。

昨年の地域活動では、島集落では耕作放棄地をビオトープに変え、東京で集落の米と柿の販売を行い、羽二生地区では、盆踊り大会のお手伝いや防波堤アートやお寺の看板作成、地区の人との交流会などの活動を行った。 早稲田三大祭りの一つである稲門祭で、佐渡島の物産展を行いました。また、その他佐渡島が企画する物産展にも販売の協力などを行うことで、東京での佐渡のPR活動を行い、魅力を伝えられた。

プロジェクトが目指している事、今後やりたい事

規模の拡大とさらなる密な交流を行い、成果を出していきたいと考えています。
佐渡旅では現在東京からの学生が大半を占めているので、全国の学生を対象に実施することで規模の拡大を目指します。
また、地域との密な交流も忘れず、お互いのニーズを確保した上で問題解決に向けて具体的な活動を行っていきます。
そして、地域活性は定量化が難しい分野であるので、定量化によって効果的な成果を示す方法を模索したいとも考えています。

プロフィール

早稲田大学学生環境NPO環境ロドリゲスは、環境に強い関心をもつ学生を中心とする、早稲田大学公認、全国青年環境連盟加盟の任意団体です。環境教育や地域活性など、企画(グループ)ごとに分かれて活動しています。
RECは、佐渡島での地域活性を行う企画として、環境ロドリゲスの一企画を担っています。

実行委員会からのコメント

若者の流出等により人手不足に悩む新潟県の離島と、自然に触れることが少ない首都圏の大学生を結びつけて地域活性化を図るという発想が評価できます。今後は、他の離島を対象としたり、参加する大学の範囲を広げるなどして、取組がさらに発展していくことを期待しています。

第2回グッドライフアワード 受賞者一覧