INITIATIVE OVERVIEW

取組概要

INITIATIVE OVERVIEW

第1回グッドライフアワード

社内エコポイント制度「Me-pon(ミーポン)」

前田建設工業 CSR・環境部

活動拠点:当社社員の家庭

WEB: https://www.maeda.co.jp/news/2016/06/30/4836.html

取組の紹介

(背景) 当社は、地球環境に対して少なからず影響を与える建設行為を行い、その建設行為の中で多くの自然資源を利活用することにより事業を継続している。 そのため、地球環境を保全しながら事業を継続することが重要な責務であると考え、ステークホルダーの概念に「地球」を組み入れた、「地球への配当」という制度を導入した。これは、連結純利益の2%を地球環境保全に拠出する制度であり、今回のプロジェクトはこの「地球への配当」の一環として取り組んでいる。

(目的) 当社は、全生活領域における環境活動を推進しており、「事業」「企業」「個人」の領域において取り組んでいる。今回のプロジェクトは、「Think global, act local」の精神のもと、社員をはじめとした、「個人」の地道な活動を「企業」として推進することを目的に作られている。

(概要)Me-ponとは、社員などが取り組んだ環境に配慮した活動(エコ活動)に対して、環境配慮商品(エコ商品)と交換できる、「エコポイント」を会社が付与する制度である。具体的な活動として、自宅で使用した電気・ガス・水道などの使用量を専用ページに登録する、 「環境家計簿」の作成や、掲示板などで案内される地域の環境保全活動(ゴミ拾いや植樹活動など)への参加などがある。この制度の特徴はポイントを付与される対象が社員だけではなく、社員の家族を含めている点にあり、家族の参加が活動の活発化につながっている。

エコ活動を実施することにより、エコ商品を使ったエコな生活ができることから、「社員」と「地球」にメリットのある、一石二鳥の取り組みである。また、エコ商品を生産する団体への協力や、社員の環境意識向上というメリットもあることから、「生産団体」と「当社」を加えれば、一石四鳥の取り組みとなっている。

プロジェクトが目指している事、今後やりたい事

Me-ponを継続した結果、社員の取り組みが向上してきた。たとえば、Me-ponを利用して、eco検定の取得を推進しているが、2012年度末時点において、その取得率が78%に達するなど、成果が出始めている。 今後はこれまで培ってきた、「環境意識の向上」が地球環境に直接影響する、「環境保全の取り組み」に結びつくような仕掛けを実施することにより、実効性のある制度へと成長させていきたいと考えている。

実行委員会からのコメント

環境への取組が、企業と社会をつなぐだけでなく、企業と社員の新しい関係までも作ろうとしている、「Me-pon」にはそんな企業価値創造の新しい可能性が感じられます。

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