INITIATIVE OVERVIEW

取組概要

INITIATIVE OVERVIEW

第1回グッドライフアワード

Eco-Campus Project for Next Iwate University 〜 岩手大学環境マネジメント学生委員会(EMSC)による教職員と協働した学生主体の「エコ・キャンパス」創り 〜

岩手大学環境マネジメント学生委員会(EMSC:Environmental Management Student Committee)

活動拠点:岩手県盛岡市

WEB:http://emsc.jimdo.com/

facebook: https://www.facebook.com/emsc.iwate

取組の紹介

岩手大学環境マネジメント学生委員会(EMSC)は岩手大学の環境マネジメントシステムと大学及び周辺地域における環境の継続的改善をはかる活動、岩手大学の「エコ・キャンパス」創りに取り組んでいます。エコ・キャンパス創りは、学生が在学中だけでなく、卒業後も良い環境を継承する、次(世代)の岩手大学を創るプロジェクトです。

岩手大学の教職員数約800名に対し学生(学部生・大学院生)は約6,000名。エコ・キャンパス創りには教職員だけでなく、学生の主体的な参画が不可欠。このような問題意識を持った教職員の呼びかけに応じて、EMSCは有志14名で2008年10月スタート。EMSCシンボル・キャラクター「モリーちゃん」も創設メンバーの手で誕生しました。

EMSCによるエコ・キャンパス創り 例えばグリーンキャンパスチームによる「緑のカーテン」創り。農学部の教員による取組を引き継ぎ、岩手大学が学生の主体的な活動に資金を補助する「Let’s びぎん プロジェクト」に応募・3年間採択。夏は西日が強い図書館でアサガオ等の植物を育てる緑のカーテン創りを続けています。緑のカーテンは館内温度上昇の抑制効果に加え、岩手大学エコ・キャンパスの象徴として学内や地域の方々に親しまれています。

例えば環境教育チームの4年間8回にわたる「エコキャンパスツアー」。地域住民、特に幼児・小中学生を対象に、岩手大学エコ・キャンパスを舞台として、自然と触れあうことで環境の大切さを楽しく学ぶ機会を提供し続けています。

岩手大学エコ・キャンパス創りに尽力するEMSCは学内の教職員・学生だけでなく、地域社会を含む学外でも存在感UP。EMSCは岩手大学の第21回地球環境大賞文部科学大臣賞受賞(2012年)、エコ大学ランキング総合第1位(2009年)・総合第2位(2010・11・13年)に多大な貢献をしています。

プロジェクトが目指している事、今後やりたい事

エコ・キャンパスから「サスティナブル・キャンパス」創りへ。 東日本大震災発生以降、特に岩手県沿岸の震災復興に尽力する岩手大学は、教育・研究分野で地域社会に貢献できる「サスティナブル・キャンパス」構想を検討しています。
創設6年目を迎えたEMSCは、メンバー増を活かした岩手大学エコ・キャンパス創りに引き続き取り組みつつ、「サスティナブル・キャンパス」につながるような活動を展開していきます。

実行委員会からのコメント

地方大学は、地域にとって一つの大きな母体となる場所と言えます。学生が中心となって、自分たちのキャンパス周辺の環境を思いやり、守っていくという姿勢は地域の環境にも大きな影響力を持つと言えます。また、地方住民の方々と活動を通して触れ合う事で、地域の活性化にもつながる施策となっていると思います。全国の地方大学のモデルとなり、広がっていく事を期待しています。

第1回グッドライフアワード 受賞者一覧